水子供養での法事について
水子供養
一周忌の法事をさせていただきました
目次
法事について
一周忌や三回忌などの法事を年回法要や回忌法要といいます。
お亡くなりになられてから1年後には一周忌の法事を勤めて2年後には三回忌のお勤めをいたします。
家族は、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と善事を続けて大切な故人の追善供養をいたします。
水子供養は特殊な供養と誤解されている方がおられるかも知れませんが、お腹の中でお亡くなりになった胎児も、一人の故人であることには変わりありません。
- 追善供養や善事につきましては前項「水子供養での追善供養とは?」をご参照ください。
一周忌をお勤めさせて頂きました
過日、大阪のお方様から地蔵尊は奉納致しておりませんが、水子さんの1回忌を霊源院でお勤め頂きたいとのお問い合わせを頂戴致しました。
お約束の日時に、ご家族4人にてお越し頂きました。
本堂で一周忌のお勤めを致しましたが、ご家族には赤ちゃんへのお焼香をして頂きました。
お亡くなりの赤ちゃんへの懇ろな合掌礼拝されている姿を拝見いたしますと、ご家族の赤ちゃんへの深い思いが伝わって参りました。
その後、蓮華堂へ赴いて本尊地蔵尊の前でご回向を致して一周忌の法要を終えました。
また来年には三回忌の供養にお越し下さるお約束を頂きお別れ致しました。
法要後に、お堂の外から拝見致していますと、お地蔵さまにお花のお供えをされている姿を拝見いたしました。
ご家族の、お亡くなりの赤ちゃんの供養をされたい気持ちを叶えていただけたことで、法事の大事さを強く感じました。
毎歳忌と年回法要
以前にご紹介致しました蓮華堂回向ですが、毎歳忌(まいさいき)と申しましてお亡くなりの赤ちゃんの祥月命日(しょうつきめいにち)のご回向です。
年回法要は祥月命日と重なる年もありますが、ご家族にとっても大事な供養の機会としてお考えいただければと思います。
法要を迎える際には、お亡くなりの赤ちゃんに良き功徳を巡らせていただきますように、ご家族は日々を健やかにお過ごしいただければと思います。
法要の費用、お布施も決して敷居の高い費用はかかりません。
お電話にてお気軽にお問い合わせ頂き、御縁を結んで頂きたく心より願っています。
あとがき
さて、お気づきのお方も多いとは存じ生ますが、蓮華堂入り口の右上に四国の名産、サヌカイト(石)を使用した風鈴があります。
風が吹きますとなんとも言えぬ良き音色が響き渡ります。
ついこの間までは風が吹き渡りますと、寒さが一層身にしみる心持ちになりましたが、今朝は日の光の明るさと共に、音色がとても柔らかく感じました。
コロナに振り回される日々は相変わらず続いてはいますが、春が間違いなく近づいていることを強く感じさせてくれました。
お参りの節には、是非、お耳を傾けると共に春を感じて頂きたく思います。
春の到来と共に、全国、京都、大阪、兵庫のコロナが彼方へ去ることを皆さんと共に希求致したく思います。合掌