水子供養での追善供養とは?
水子供養での追善供養とは?
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追善とは?
追善とは、「追福修善」(ついふくしゅうぜん)を略した言葉で特に追(おう)と云う言葉が大事です。
「追」の字には「後を慕う」(あとをしたう)や「慕いまつる」(したいまつる)という意味があります。
ここにいる私達が故人やお亡くなりの赤ちゃんを慕い、思い続ける。
私達が「善事」(ぜんじ)を収めて、供養(お供え、ご回向など)を施す。
亡き赤ちゃんへ向けて冥福をお祈り致すこと。
これが追善供養です。
善事とは?
先ほど「善事を収めて」と書きましたが、善事について説明させていただきます。
善事とは、供養の品々をお供えされたり、寺の住職に亡き赤ちゃんのために読経供養(どっきょうくよう)を依頼するなどして、亡き人に思いを巡らし祈る事です。
蓮華堂では、溢れんばかりのお花や玩具、お菓子のお供えが絶える事はありません。
お参りにお越しの皆さんは、日頃から「追善」を積んでらっしゃるということになります。
他者を思いやる行動が功徳を結ぶ
更には、皆さんが日々の生活の中で、自己と他者を分け隔てることなく隣人に親切に接したり、思いやりの心で他者を手助けを致す事も大きな善事であり、追善供養へとつながります。
このような他者を思いやる行動が、お亡くなりの赤ちゃんへも巡るのです。
お参りの皆さんが生命(いのち)の大切さをしみじみと感じ、他の人に優しく接する気持ちになられましたら、それはお亡くなりの赤ちゃんから私達に巡らされた功徳なのです。
蓮華堂や絆縁堂へお参りにお越しの皆さんは、熱心にそして懇ろにお参りを継続なされています。
とても尊く、お亡くなりの赤ちゃんへもその深いお気持ちは必ず届いていると信じます。
蓮華堂回向
霊源院では水子供養をなされた後の追善供養として、蓮華堂回向がございます。
蓮華堂回向とは、ご命日や春秋彼岸、お盆など、お参りの皆さんが希望される日に、亡き尊霊にむけて読経させていただく追善供養です。
堂内には、蓮華堂回向の申込書ががございます。
蓮華堂回向は、毎月多くの皆さんがご利用頂き、私も心を込めて読経致しております。
あとがき
京都近郊にお住いの方だけでなく、東京や大阪などの遠方より大勢の方々にお参りをいただいております。
お供養へお越しになることは間違い無く尊い事です。
そこから修善(良い行いを継続的に積み上げる)を致していって頂きたく願います。
先ずは、尊霊を弔うために水子供養にお越し頂き、亡き赤ちゃんへお手合わせやお焼香などの合掌礼拝が供養の入り口となります。
そして、その後に皆さんの負担とならぬ程度に根気強く、追善供養を是非、積み上げて頂きたく存じます。
蓮華堂に祀られています皆さんの亡き赤ちゃん、お堂のご本尊、地蔵菩薩へお手を合わされる度にこの追善供養という言葉を是非、思い起こして頂きたく願います。合掌