お参りには心地よい季節が来ました。
お参りには心地よい季節が来ました。
ここ暫くは過ごしやすい気候が続いています。
本日は雨ですが、久しぶりのお湿り、是は又有難い雨です。
お盆に降り続いた大雨ではなく、シトシトと降り、庭の潤いが戻って参りました。
そして、蓮華堂、絆縁堂のお参りの皆さんも雨の中大勢お越し下さっています。
皆さんの熱心さが直接に伝わり、お堂をお守りさせて頂いております私のモチベーションも上がります。
ここで今更ですがお参りの作法を少しお話致したく存じます。
蓮華堂、絆縁堂共に中央におられる仏様、ご本尊様は地蔵菩薩様です。
ご存じの様に地蔵菩薩は私達の身近に現れ、全ての人々に救いの手を差し伸べて下さる仏様です。
そのため、京都の町中にはびっくりするほどの数のお地蔵さんが町内に祀られており、8月の地蔵盆の行事としてお地蔵さんへ皆さんがお参り為されるほどに身近な仏様でもあります。
お参りの作法。
1.先ずは蓮華堂、絆縁堂へお入りになられましたら、先ず、そこでお手合わせ頂き、南無願王地蔵菩薩(なむじぞうげんにょうぼさつ)とお唱え頂き、合掌礼拝を致します。
2.その後、ご自身の釘掛け地蔵尊、永代地蔵尊を棚からお下げ頂き、ご本尊下の石の腰掛けに安置下さい。
3.備え付けのお線香を1本線香立てにお供え下さい。
4.再度、合掌礼拝にてお亡くなりの赤ちゃんのご冥福を祈願頂きます。
5.どうぞ、赤ちゃんへの思いの丈を心の中にてお念じ下さい。
6.最後に其の想いが赤ちゃんとご本尊様へ届きますよう、合掌のままにて、お地蔵さんの真言(想いのたけをお伝え下さいとの佛様へのメッセージ)を「おんかかーか、びさんまえい、そわか」と三回お唱え頂きます。
7.再度合掌、礼拝頂き、ご自身のお地蔵様を元の棚へお戻し下さい。
その後は、お花、お菓子、おもちゃのお供えを思うようにお供え頂きましたら良いかと存じます。
後は、お堂にて赤ちゃんとお過ごし下さい。
お参りは、もちろんお亡くなりの赤ちゃんへの追福をお祈り致すのが先ずは第一義ですが、お手合わせ頂きながら、ご自身の有り様(ありよう)を見つめ直す良い機会でもあります。
これからも多くの皆さんがそのような想いを持ちながらお参りにお越し下さいますことを願っております。
さて、霊源院の水子供養法要は日中のみではなく、夜、日が落ちてからもお勤めさせて頂けます。
お仕事等の都合にて夜間にしかお越し頂けない方々には是非、ご利用頂きたく思っております。
夜間の法要へお越しに対して不安の無い様に境内の照明も工夫を致して参ります。是非、お声掛け下さい。
そして、夜間にお供養へ車にてお越しのお方様は前もって時間をご連絡下さいましたら、駐車場も開ける事が出来ます。
ご連絡下さい。合掌