忌日について
忌日について
霊源院は皆さんと水子供養のご縁を頂くようになり、既に25年以上の長きに渡ります。
お供養のご縁をお繋ぎ致し始めた頃は思い出した頃にご縁の問い合わせを頂くという程でしたが、年数を積み重ねるにつれ多くの皆さんからご縁を頂くようになり、各家の地蔵尊を奉安致している「蓮華堂」、「絆縁堂」もとても賑やかになりお祀りされているお亡くなりの赤ちゃんも寂しい想いを致さずに、そしてお参りの皆さんも途切れることなく日々お越し下さってます。
更には新たにご縁を頂きますと共に、毎年継続供養へお越しの方々も日々増え、気軽にご挨拶、お話しを頂ける関係が増えて寺守りの張り合いとなっています。
さて、水子供養へお越しの皆さんの日々の追善供養としての「釘掛け供養」、「水子永代供養」は日々勤めておりますが、所謂、忌日法要はまだ皆さんもご遠慮と戸惑いがあるのでしょうか、通常の水子供養のような頻度のご依頼をいただくことはありません。
忌日、が何なのかいう戸惑いがあるやもしれません。
その忌日について少しお話し致したく思います。
先ずは赤ちゃんのお亡くなりになられた日を忌日(きじつ、きにち)と言い「命日」(めいにち)とも言います。
又、毎月巡りくるその日を月忌(がっき)、毎年一回巡り来るその日を祥月命日と言います。
水子供養へお越しの皆さんは直ぐ近い日にお亡くなりになられた赤ちゃんのお供養だけではなく、随分と過去に亡くなられた赤ちゃんのお供養を思い立ち供養にお越しの方も多くおられます。
随分と前の赤ちゃんの供養ですが大丈夫でしょうかとの問い合わせを頂く機会も多いのですが、それこそ思い立った時の供養は尊いのです。
あなたのことは忘れていないよとの想いの実現だからです。
その様なお方の中には赤ちゃんがお亡くなりの日を特定出来ませんというお方も又、多くおられます。
大事なお亡くなりの赤ちゃんの「祥月命日」を特定出来ぬお方は、そのお供養を思い立った日を「命日」と思って頂ければ良いと考えます。
蓮華堂、絆縁堂ではお亡くなりの赤ちゃんの祥月命日にお堂でご回向を致す、蓮華堂回向を用意致しています。
今でも多くの皆さんがお申し込みいただき、回向を致しています。
ご一緒にお手合わせをご希望のお方は電話にて直接ご依頼下さい、立ち会えないお方様は堂内に回向申し込み書が有りますので、必要事項をお書きになられ、申し込みボックスに投函頂きましたら、亡くなられた赤ちゃんのお名前を水塔婆に書き回向致します。
終了の後は、本尊様の前の水塔婆立てに立てますので、お手合わせにお越しの時にお供養完了を確認下さい。
先にお話し致しましたように祥月命日、月命日の日にぴったりと合わせねばいけないということはありません、自身がご都合のつく日に回向で共にお手合わせ頂くことは良きことです。
一年に一度の祥月であれ、月命日を思い立った時であれ、どちらでありましても共に回向をさせて頂きます。
命日という言葉を頭の隅に置いて頂き、「あなたのことは忘れていないよ」というメッセージと深い想いをお亡くなり赤ちゃんへ届けて頂きたく願います。合掌