本堂前に曼殊沙華の花
本堂前に曼殊沙華の花
9月も、もう僅かで終わりです、10月の声を聞く間際でも残暑が退く気配は感じられません。
能登の大雨被害を思いましたら「暑い、暑い」と言っている私たちは贅沢な悩みですよとの言葉が聞こえてきそうです。
先ずは能登の被害の皆さんが少しでも早く安心できる環境を提供頂くことを願います。
幸いに、次のこの国をリード頂くお方が決まりました、先ずは困っている方、困っている方々への優先的な対応を頂けることを願いたいと思います。
彼岸を超えましても残暑の衰える気配は無く、只、ここ2日程は射し込む太陽は無いので少しは「やれやれ」の感じです。
何時もでしたら彼岸の入りの声を聞きましたら、霊源院のお墓、庭のいたる所に赤い彼岸花の鮮やかな姿を見れますのに、今年は彼岸が終わりましてもその姿を見ることが出来ずにおりました。
蓮華堂へお参りの懇意のお方とお顔合わせ致しましたので、暑いですねという会話と共に近しくお話しを頂けました。
滋賀県の大津からお越しのご夫婦でらっしゃいますが、「彼岸花の咲き方は」とお尋ねいたしますと、「そういえば、何時も咲いている湖の土手にも咲いていませんね」とのお返事。
私の記憶では、先ずは彼岸の入りをうっかり忘れていようとも、間違いなく彼岸花が彼岸の入りの前には咲き誇り、カレンダーを用いずとも「彼岸の入り」を確認出来ました。
今年の猛暑はそんな当たり前であった有り様をひっくり返しました
それでも、今朝は本堂へ茶湯をお供えに参り、本堂の東側の庭に目を向けますと、控えめに一輪、彼岸花が咲いていました。
只、一輪でしたが季節の移ろいを少しだけ感じさせてもらうこととなりました。
地球環境の変化に関わっているのはこの私達ですが、その環境の深刻な変化にはまだまだ鈍感なように思います。
新しい日本のリーダーの提案が地球を守り、水子供養へお越しの若い世代の皆さんが希望を持って家庭を築けて行ける世の中が実現しますことを心から願いたく思います。
霊源院の寺守り、墓守りを表明している次男の世代が暖かな家族を築いておられる皆様と末永くご縁が続きますことを願わずにはおられません。
大切な皆さんの地蔵尊をこれからも
蓮華堂、絆縁堂、本日は土曜日ということもあり、朝から日暮れまでお参りの皆さんが絶えることはありません。
お会い致すお参りの方々との自然な挨拶を思いますと、本当にご縁をお繋ぎ頂くお堂の大切さを感じる所です。
この皆さんの拠り所たるお堂をお守りさせて頂いていることに心から喜びを感じます。副住職の次男もその想いを感じていることを伝えてきますので、次の世代までの申し送りも少し安心です。合掌