暑いという言葉しか
暑いという言葉しか
お寺の門を開けに行く時間、既に刺すような暑さが首筋に迫って来ます。
恐ろしい程の暑さが連日に続いていますね。
蓮華堂へお参りの皆さんはこの暑さにも関わらず、大勢お越し下さっています。
霊源院のお墓参りの皆さんは例年に比べますと、やはり控えめな感じが致します。
お墓へお越しになりましたら良くお解りになると思いますが、お墓での照り返しは又、各段に違います。
それを想いましたら、お墓参りの皆さんが少ないことは致し方無いと思います。
お墓の花をかたずけに参りますと、すさまじい熱気と共に京都独特の湿気が身体にまとわりつきます、汗を垂らしながら枯れた花を片付けますと、殆どのお供えの花が無くなります。
皆さんが大事な故人への深い想いと共にお供えなされている花ですが、この暑さではどうにもなりません。
蓮華堂へ戻り、お堂内の花も片付けようと致しますと、此方もほとんどの花が傷んでいます。
如何に夏とはいえ、これはやはり異常という事かと思います。
傷んだ花とゴミを袋に入れ外へ出ますと、お参りのお方がお越しです。
何度か水子供養の継続へお越しの顔なじみのお方です、お互いに「暑いですね、たまりません」との会話。
本当に「暑いですね」以外の言葉が出ない夏となりました。
何とか今年の夏も乗り越えることが出来ましたねとにこやかな会話が出来る秋の季節の到来が待ち遠しいい昼下がりです。
久しぶりの
今日は本当に待望の雨がまとまった量で降りました。
ついこの間までは、日中は暑くても夕方に雨が雷と共にまとまって降り、その冷気に少しほっと致す時期がありました。
最近は夕立という言葉さえなくなったのかと思う程、それが有りません。
そういう意味では今日の雷とまとまった雨は庭の木々にとりましても有難い慈雨となりました。
家の中の犬は雷の大きな音に怯え辛そうでしたが。
明日も雨の予報、是非、もう少し降ってもらい、秋への助走となって欲しいと思います。
しかし、明日から霊源院は「お盆のお参り」が15日迄続きます。
一年の内でとても大きな大事な行事となります、幸いに近年は二人の息子がご縁の皆様のお家へお邪魔出来るようになりましたので、暑さは辛いですが、随分と私の体力的には嬉しい環境となりました。
只、この期間水子供養のお約束でご不便をお掛け致します。
レゼルバ(水子供養の予約システム)にて空いた時間を確認の上、多くのご縁が頂けます様お待ち致しております。
何より、この大事な行事を無事に終わり、やっと本格的な秋の到来を待てる時節となるのです。
水子供養へ起こしの皆さんは暑さと関係なく、旅行など楽しみな企画をお待ちになられていることと思います。
熱中症も含め、コロナの感染も直ぐそこにある危機です。
楽しい思い出が出来た夏となるように、くれぐれも用心致し、この夏をお楽しみ下さい。 合掌