香に乗せて届ける、大切な想い
香に乗せて届ける、大切な想い
霊源院へ水子供養にお越しの皆さんは先ずは、本堂でご一緒にお手合わせ頂きます。
ご回向が始まりましたら、私の案内で正面にお供えの各家の地蔵尊へ合掌、礼拝の
後、地蔵尊へ2回焼香を頂きます。
この所作はご本尊観世音菩薩と亡き故人へ「香を手向ける」と言います。
手向けるとはその行為を通して、対象の大切な人に自分の大切な想いを届けるということに他なりません。
仏教が伝わりましたいつからか香を手向けるということはなされていたようです。
お亡くなりの大事な故人と生前のように言葉で自己の想いを自由に伝えられぬので、香を手向けることで、大事な人へ私の供養の心を、香の煙に乗せて届けるのです。
それと同時に、香の良き香りの中にわが身を置き、もしわが身に不浄な事、不遜なことがあれば、その穢れを払拭してくださいとの想いも含め、線香を立て、礼拝の対象へ向けて香を手向けるのです。
灯明で故人とわが身を照らします
ローソクも又、お参り、お供養には欠かすことが出来ません。
お亡くなりの赤ちゃん、大事な故人が暗闇で怖がったり、迷わぬように、お参りの時はローソクの明かりを灯し、道しるべとします。
そして、私はあなたに合う為にここに来ていますよと居場所を示す為にローソクの火を灯します。
又、わが身を照らし、この身に穢れはしみついていないか点検します。
蓮華堂、絆縁堂は皆さんが自由にお参り下さいますので、万に一つ火の元の不備があるといけませんので、申し訳ありませんがローソクの使用は出来ません。
その代わり、ローソクの明かりの想いで、お堂のぼんぼりの電気は24時間、照らしております。
大事な赤ちゃんが帰って来られる、道案内となります。
この私と亡き赤ちゃんが一つになる合掌
お堂へお参りの節には、先ずはご本尊地蔵尊へ合掌下さい。
右手と左手を合わせて合掌です。
私の想いとご本尊の慈悲が一つになる合掌、同じく、合掌なさる時は亡き赤ちゃんと私が一つになる合掌です。
語り合うことは出来ませんが、手と手を合わせて、私の想いを届けることは出来ます。
普段、当たり前のこととして致している、お線香、燈明、合掌もその意味を想い描いて下さいましたら、その深い想いが亡き故人へ届きます。
お線香のお供え有難う御座いました
お堂を閉めに参りますと、ご本尊の前にお線香のお供えがさりげなく置かれていました。
有難う御座います、有難く使わせて頂きます。
煙こそ立っていませんがお線香に火をつけて、お供え致しているのと同じお供養です。
花屋さんからの伝言
「蓮華堂、地藏堂で販売致している花の購入、何時も有難うございます
皆さんが大事な赤ちゃんへ当店のお花をお供え下さっていますこと、常日頃から、心より感謝致しております。
昨今の物価高により、花の仕入れの費用が高騰致し、ご購入の皆様にはご迷惑をお掛け致しております。
心より、御詫び申し上げます。
お亡くなりの赤ちゃんへの花のポット、心を込めて作っております。
これからも、ご利用頂きます様お願い致します」。
花屋さんからのメッセージをお伝え致しました。合掌