お骨葬の勧め。

2024.04.26

お骨葬の勧め。

前回のブログで少しご紹介致しました、お骨葬。

通常の葬儀式はお亡くなりの故人を前に、得度(仏門への帰依)剃髪回向、三宝(仏、法、僧)への帰依を伝える回向、納棺(故人を棺に収める)回向、出棺(故人を火葬場へ送る)回向、故人が迷わず黄泉へ旅立つ為の引導、そして故人を荼毘に付す荼毘回向と続き区切りの後、会葬へお越しの方々にお焼香を頂く「告別式」の回向を致します。

葬儀式と告別式で一般に葬式と言われています。

かなり以前は故人を前に先に述べた回向を致し、僧侶と御親族が故人を荼毘に付す為、葬列を組み、実際に火葬場迄皆で随行なされたのです。

近年は火葬場迄を式場で疑似的に行い、霊柩車にて故人を火葬場迄お送り致し、荼毘に付します。

そして、故人のお亡くなりの日から一週間後に致す法要の初七日も、故人が火葬場から戻られた当日に勤めることが多くなりました。

葬儀の形態は今も早いスピードで変わっているように感じています。

しかし、その形態が如何に変化致して行こうと、葬儀の根底に横たわっている大事な故人を懇ろにお送り致す儀式であるというところは変わってはなりません。

霊源院では様々な事情にて故人を前に葬儀式を履行することが出来なかった方々へ以前から、亡き故人そのものでらっしゃるお骨を前に通常の葬儀、告別式と全く同じに式を履行致す、「お骨葬」を随分と前よりご提案致し、そのご縁を多く頂いていると前回のブログでお伝え致しました。

水子さんのお骨葬。

さて水子供養へお越し下さる皆さんの中で一割弱程の比率でしょうか、お亡くなりの赤ちゃんの遺骨をお持ちになられ供養を希望なさる方々がおられます。

本堂へ祀り懇ろのお焼香を頂いた後、赤ちゃんの合同のお墓へ埋葬なさる方もおられれば、大事にお家へ連れ帰られる方と様々です。

今まではお供養に私も目が向いており、赤ちゃんのお骨葬には思い至りませんでした。

お越しの皆さんも葬儀式と言いますとかなりハードルの高きをイメージなさるのだと思います。

今日まで水子さんの葬儀のご依頼を頂いたことはありません。

しかし、霊源院がご提案致しているお骨葬でしたら少しもハードルは高くありませんし、お亡くなりからどれ程の日々が経っていても葬儀式を履行致すことが出来ます。

赤ちゃんのお骨をお守りのお方様でご希望の方はお問合せ下さい。

時間は30分位(お墓で納骨を致す時間も込です)を見て下さい、費用は赤ちゃんのお骨を合同のお墓へ納める納骨供養の費用の55、000円を頂きます。

納骨をなさらずにお家へ連れ帰られるお方の費用は35,000円となります。

大人の故人のお骨葬と同じに葬儀式をお勤め致します。

尚、戒名はご希望のお方のみとなり、通常の水子供養と同じ「何々家水子之霊位」にてお勤め致します。

これから致す試みですので、ご希望のお方も未だ不明な点があるやもしれません。

不明な点、その他迷い等がございましたら、お寺へお問合わせ下さい。合掌