いきなり冬へ逆戻り。
いきなり冬へ逆戻り。
朝方、布団の中で目を覚まし外の音に耳を澄ましますと強い雨音。
着替えて、門を開けに行くときは雨の吹き降りと共に冷気が身体を包んできました。
昨日迄は穏やかな暖かい天気と共に満開の桜の花を楽しんでいましたら、今日はいきなり冬へ逆戻りかと思う程の寒さです。
2月からこっち、どうも天気がおかしいです。
一番の寒さとなる2月は暖かく、3月は又、厳しい寒さが続き、4月を迎えて桜で安心致しておりましたら又、落とされる感覚です。
この天候不順は地球温暖化の影響でしょうか、四季が無くなっていくことと共に地球の先行きが本当に心配です。
愚かな戦争を続けている場合では無いと思いますが。
蓮華堂、絆縁堂へお参りの皆さん、水子供養へお越しの若い世代の皆さんはお亡くなりの赤ちゃんの菩提を願いますと共に、赤ちゃんの縁が繋げぬお方は待ち焦がれている赤ちゃんと出会えることを心から望み、そして、ご家族でお参りの皆さんはこれからも家族が無事にこの地で暮らせ、授かった赤ちゃんが元気に育ち、生まれてこれたことを喜べる世界で暮らせて行くことを強く願い、お手合わせなされているのではないでしょうか。
又、私を含めご年配の皆さんはご自身方のお子さん、お孫さん方がこれからも平和な、良き日本、広くはこの地球で無事に暮らせて行くことを願っておられます。
当たり前のこの「有難い環境」に胡坐をかかず、自分たちで良き環境を守るという意識を持たなくてはならぬとこの不順な天気が指し示しているのではないでしょうか。
あの漢詩を思い出しました。
先に述べましたように不順な天気が続いていますが、それでも、暖かい春は来て、桜も咲いています。
昨日迄の春の暖かさに包まれた寝室の布団の中で、思い起こした漢詩があります。
今は中学、高校のどちらの国語で習うのでしょうか?
孟浩然(もうこうねん)の「春眠暁を覚えず」の詩のフレーズをふと「布団」の中で口ずさみました。
お供養へお越しの皆さんもよくご存じでしょうし、ネット検索ですぐ出ますので今更かとは思いますが、これからの暖かく、布団から出たくない季節に「ピッタリ」ですので、書いておきます。
ぬくぬくの布団の中で、この詩を思いお越し、口ずさみましたら、春の楽しみが一層増すのではないでしょうか。
春眠暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)
諸処に啼鳥を聞く(しょしょにていちょうをきく)
夜来風雨の声(やらいふうのこえ)
花落つること知んぬ多少ぞ(はなおつることしんぬたしょうぞ)
この季節に口ずさみますと、ピッタリの詩ではないでしょうか。
中国の詩ではありますが、日本の季節にも溶け込む素晴らしい詩かとおもいます。繰り返しになりますが、美しい詩に読み込んで行けるこのすばらしい環境が末永く続きますことを心から祈念いたしたいと思います。合掌