エコー写真のこと。
エコー写真のこと。
先日、水子供養へお越しの若い世代の女性からお尋ねを頂きました。
本堂にてお供養の時、奉納を致す地蔵尊と水塔婆を先ずはご本尊の前にお祀り致し、時には赤ちゃんのお骨をお守りのお方がおられますので、お骨もお祀り致し、ご回向を致します。
その時、「エコー写真はお持ちですか」とお尋ねいたし、ありましたら一緒にお祀り致し、お勤めを致します。
しかし、あくまでもお持ちであればということで、エコー写真が無いとお供養が出来ませんということではありません。
この日、お供養にお越しの女性に同様にお尋ねいたしますと「持っていますが、暫くは手元に持っていたいのです」とおっしゃいますので「お供養が終わりましたら、直ぐにお返しいたしますよ」と伝えますと、安心なされた様子でエコー写真を手渡し下さいました。
法要が終わりお返しいたしますと、安心なされた様子で、大事にケースへ入れてしまわれました。
そしてお尋ねしますとおっしゃられました、「エコー写真をこのまま持っていたいのですが、それはどうなのでしょう、お焚き上げ致してもらった方が良いのでしょうか」とのお尋ねでした。
お供養へお越しの方々で、このようなお尋ねをなさる方は多いように思います。
お骨の無いお方様にとって、エコー写真はお亡くなりの赤ちゃんを想う大切な一部であるからです。
お骨は勿論、エコー写真も粗末になっていなければ、何時迄と言わずに「大切にお持ちになられれば良いと思います」。
しかし、写真を見ると失った赤ちゃんを思い出し、辛さが募るというお方も又、おられます。
その様なお方様は、蓮華堂内にありますポストへ入れて下さい。
水塔婆、地蔵尊の焚き上げの時にご回向を致し、一緒に炊き上げを致します。
只、ポストに入れられましたら、先々にお戻しを希望なされても戻すことは出来ませんのでご注意下さい。
そして、手元に写真を大事にお持ちのお方も、時期が来て焚き上げを希望なされます時は、何時でもポストに入れて下さったら良いので、ご自身のお気持ちが収まるまで、安心してお持ち下さい。
お焚き上げ後は灰の一部をお堂右外の「子安地蔵尊」の下へ埋葬致しますので、機会が御座いましたらどうぞお参り下さい。
お供養にお越しのお方で、焚き上げに関して質問がございましたら、ご遠慮なくお問合せ下さい。
愈々、水温む季節ですね。
今朝は朝から気温がぐんぐんと上がり、暑いくらいとなりました。
寒がりの私をして、冬の下着から季節相応の下着へ着替えなければおられぬ程の暖かさです。
蓮華堂前の池の金魚も一斉に出てきて、嬉し気に泳いでいます。
そして、庭の桜も随分と開いて来ました、楽しみな、わくわくする季節が直ぐそこです。
花冷えもありますので油断は出来ませんが、3月の寒さには戻らないのではないでしょうか。
只、艶やかな緑に囲まれる季節の到来は歓迎ですが、少し、夏の暑さが今から心配です。
そして、先日からお伝え致している、新しく出来ました庭の木々もこれから、新緑、花が咲き誇り一番良い季節となります、お供養にお越しの節には是非、御覧下さい。
能登半島地震で被災の皆さんも穏やかな季節が廻り来たり、少しはほっとなされているのではないでしょうか。
時間は掛かろうかとは思いますが、復興が順調に進みますことを祈念しますと共に、再度、地震でお亡くなりの皆さんのご冥福をお祈り致したく思います。
本堂に地震でお亡くなりの方々への供養大塔婆を立てています、水子供養へお越しの節にはお亡くなりの大事な赤ちゃんへのお手合わせと共に地震でお亡くなりの方々のご冥福を共にお祈り頂きたく願います。合掌