彼岸回向、完了報告。

2024.03.25

彼岸回向、完了報告。

彼岸の20日、春分の日に蓮華堂、絆縁堂にてご本尊の地蔵尊へご回向を致し、水子供養へお越しの皆さんのご依頼の「彼岸命日回向」を致しました。

彼岸中にご回向のご依頼を頂きました皆さんの亡き赤ちゃんへのお供養を致しました。

ご報告致します。

そして、引き続き蓮華堂、絆縁堂へ奉安なされています永代水子供養の各家の水子さん、お堂へお参りの皆さんの水子さんへのお供養も又、お勤め致しました。

此方もご報告致します。

20日は彼岸の中日でもありましたので、本尊様の前でお勤め致している間も、切れ目なく、お参りのお方、ご家族が亡き赤ちゃんへお参りにお越しになられていました。

お参りへお越しのお方が、正面の引き戸を開けて、中で私がご回向を致しているのを視認されますと、どなた様もお気遣い頂き、静かにお参り下さる事には感動を致しました。

お参りの空間を皆さんがどれ程に大切に想って下さっているかが、直接に伝わってくることでした。

ご自身方の想いを大切に表現致す場となるお堂が自然とその有り様を皆様が了解なされていることは、とても大切な事であると感じますと共に、その空間が厳かなお参りの場であることを伝えることが又、とても大切であることを感じ、お堂のお守りを致す身としては大いにお守りの大切さを改めて感じるところでした。

少し辛口のご意見が。

蓮華堂の前でお会い致しました初老のお方から、貴重かつ辛口のご意見を頂きました。

私と同じくらいの世代のお方でしょうか、物静かな丁寧な口調のお方が話しかけ下さいました。

何時もこのお堂へお参りをさせて頂き、若い時に授かりながら「縁」を繋げられなかった水子さんのお参りに時折、お越しとのこと。

「何時も堂内が綺麗に保持され、暖かい雰囲気に癒されています」との過分のお言葉を頂きました。

その後、「只、限られた方ですが、あまりにも多くのお供えを自分の地蔵尊の前になされ、他の方の地蔵尊が押しやられている、景色は頂けません」と穏やかな口調で語られました。

私は「対策を考えますので、懲りずにこれからもお参り下さいね」と伝えますと、「勿論です」とのお言葉を頂き安心致しました。

以前にもアンケートで同種の苦情を頂戴致しましたので、過剰なお供えの地蔵尊の前には紙にて「過剰なお供えはご遠慮ください」との告知を致したことがあります。

只、いぜんとして改善されていないことも現状です。

改めて、お参りの皆さんへお願い致したく願います。

お参りの皆さんのお亡くなりの赤ちゃんはどなたも同じく大切に想い、伝えたいお供えの想いはどなたも変わりません。

お堂内のお亡くなりの赤ちゃんが共に「安穏」であるように願いますなら、お互いのお亡くなりの赤ちゃんへのお気遣いを忘れることなくお参り、お供えを頂きたく、心よりお願い致します。

鳥に詳しい方がおられましたら、お教え下さい。

本堂東に滝が流れる、「野鳥の庭」が出来ました。

水子供養へお越しの皆さんに心の安らぎを感じて頂きたく、水音が聞こえ、野鳥がさえずる庭を造りました。

滝の下には水場が有りますので、野鳥がこれからは集まって来てくれると願っています。

そして、餌場も用意致し、賑やかに鳥が集まる庭に致したいと思っています、霊源院は禅寺ですが、禅寺らしい庭のお寺は沢山ありますので、霊源院はお越しの皆さんが安らぐ庭でありたいと思っております。

野鳥に関して詳しいお方がおられましたら、鳥の集まる、安らぐ庭になるための「知恵」をお授け下さいましたら嬉しいです。

是非、お声掛け下さい。合掌