柳は緑、花は紅。
柳は緑、花は紅。
三月に入り、寒い日が続いていますね、2月が暖かすぎた反動でしょうか。
それでも、春の足音は「ひたひた」と間違いなく近づいて来ていることを感じます。
不穏な世界情勢、温暖化による環境変化は心配ですが、今の所、季節の移ろいは順調なように感じています。
さて過日、報告致しました霊源院本堂の東庭、新しく造って頂き「野鳥の庭」との名前が付きましたこと報告致しました。
野鳥が集まり、水が飲めますように流れる滝の下には水受けが有ります。
澄んだ水に野鳥が集まりますのが楽しみです。
そして、その周りには多くの樹木が植えられています、常緑樹も多いですが、花が付きます落葉樹も多く植えられました、そして、野鳥が食べれる木の実が成る木も多く植えられました。
これからの季節、落葉樹に緑の葉が生い茂り、庭を艶々と輝かせます。
その中の柳が芽を吹き、紅梅は真っ赤な花を咲かせています。
世界がどれ程に困難な状況であれ、気候が不順であれ、私は私ですと言わんばかりに「さらりと柳は芽を吹き、紅梅はその紅い花を咲き誇らせます」。
私達は兎角、他者と自分を比較して「しょぼん」としたり、自分に無い物を求めて無理を致したりしてないでしょうか。
自然の中の生き物が「飄々」とこの私を生きている、その代表が「柳は粛々と緑を示し、紅梅も又、「淡々」とその鮮やかな赤を示しています。
私達も、「そのままのこの私を淡々と生きて行ければと」思います。
水子供養へお越しの多くの若い皆さんも柳の緑、紅梅の赤に触れました時には人との関わりの中で「迷い」を生じました時にその「あるがままの私の自然の有り様」を想い起こして見て頂けたらと思います。
庭を見たいですと気軽にお声掛け下さい。
新しく出来ました「野鳥の庭」、毎朝、本堂へ行きます時、水音が耳に響き心地良い時を感じさせてくれます。
これから、新緑の季節です、庭が柔らかな緑に包まれ、一年で一番良い季節を迎えます。
蓮華堂、絆縁堂へお参りなされた後は、庭の滝の水音を聞き、心にエネルギーを貯めてみては如何ですか。
「新しく出来た庭を拝見致したいです」とお気軽にお声掛け下さい。
必ず、喜んで頂けると思います、ご遠慮なくお声かけ下さい、お待ち致しています。
お彼岸の回向を致しました。
今日は彼岸の中日、彼岸の入りから途切れることなく、お堂へ大事な亡き赤ちゃんのお参りに多くの皆さんがお越しです。何時も申し上げますように、多くの皆さんがお参り下さることは、お寺、お堂をお守りさせて頂いている身としては、本当に張り合いです。
本日、蓮華堂、絆縁堂にて亡き赤ちゃんへのご回向をお勤め致しました。
ご報告申し上げます。暫くは寒い日が続くようですが、その後にやって来る明るい陽射しを楽しみに、心待ち致したいですね。合掌