春を告げる、ふきのとう。
春を告げる、ふきのとう。
タケノコと双璧かも知れませんが、春を告げる食材、「ふきのとう」。
頂ける期間はタケノコ以上に短く、養殖以外は本当に今は貴重な食材かもしれません。
霊源院の庭にも20年前位迄は自生のふきのとうが毎年出て、美味しく頂いていました。
それがだんだん無くなり、今は同じ所を覗いてもありません。
養殖のふきのとうはお店に行きますとありますが、「香りが」全く違います。
過日、滋賀県から毎年、水子供養へお越しのお方から、裏の畑でとったものですがと、「ふきのとう」を頂きました、ビニール袋の塊を頂き、御礼を申し上げ、袋に顔を近づけますと「あの匂い」が広がります。
言葉では言い尽くせぬ、春の「匂い」です。
これ程に強い香りを出すふきのとうは地物でしか体験出来ぬ匂いです。
匂いから「春」を感じることが出来る頂きものでした。
その日の晩にお味噌で甘辛く味付けいたし、「苦みと香り」を堪能致しました。
季節に応じ、様々なその時期を感じる食材に会える幸せを感じることでした。
次は「タケノコ」ですね。
昨年から雨が少ないので今年のタケノコは少し心配致していましたが、此処暫くは有難いことに雨が続いています、美味しいタケノコに出会えますことを願っています。
2月の暖かさ、3月の季節外れの寒さを思いますと心配ですが、順調に季節が推移致すことを願いたく思います。
そして、更にその後はお楽しみの「桜」です、此方も本当に楽しみです。
霊源院の東庭が新しくなりました。「野鳥の庭」
水子供養へお越しの皆さんがお供養へお越しになる本堂、その東側に庭が有りますが、そこを新たな庭に造り変えました。
お寺には様々な野鳥が来て、さえずり、庭の手水で水を飲んでいます。
朝、本堂へ行くときの鳥のさえずり、木から木へ飛び回る鳥を見ますと、本当に心が安らぎます。
もっと多くの鳥が寄り、お参りの皆さんの目の前でさえずり、鳴き、皆さんの安らぎになれば嬉しいと思いました。
水場になる「瀧」を作り、鳥が食べる木の実の生る木を多く植え、お供養へお越しの皆さんが廊下を歩くだけで安らげる「庭」があればと思い、懇意の植木屋さんのデザイナーにご相談致しましたら、京都の庭は枯山水など伝統的な庭が多いですが、和尚の所は、お越しの皆さんが「ほっこり」出来る、水音に満たされた庭が良いのではないですかとのご意見を頂きました。
何とか費用の段取りが出来ましたので、思い切ってお庭の造り直しを依頼致しました。
重機が入れぬ空間で、植木屋さんは悪戦苦闘の連続でしたが、自分たちにとっても初めての挑戦ということでお商売抜きに、気合の入ったお仕事となりました。
想像通りの、鳥が集まり、廊下を歩く方々には水音が優しく耳に届く庭が完成致しました。
少しモダンな感じもありますが、供養へお越しの皆さんが喜んで下さる空間になったと思います。
これよりは、この庭のロケーションが最高に楽しめる良き部屋にて、水子供養の受付を致し、お越しの皆さんが少しでもやすらぎの気持へと変化頂ければと思っています。
どなた様も、是非、見学へお越し下さい。
お庭を拝見致したいですと、お気軽にお声掛け下さい。合掌