優しい気持ちになれるお堂。
優しい気持ちになれるお堂。
霊源院の蓮華堂、絆縁堂共に器としてのお堂を用意させて頂きましたのは私ですが、二つのお堂の温もり、優しさが溢れるお堂として完成させて下さったのは、釘掛け供養、永代水子供養で各々の地蔵尊を奉安下さっている皆さん、そして、日々お参りにお越し下さり、お手合わせ下さっている皆さんです。
ほぼ毎日、水子供養のご依頼を頂戴致し、本堂のお勤めに続き、蓮華堂にてご回向を致します。
正面の御本尊「地蔵尊」を仰ぎ、お勤めを致しながら何気に目が周りの地蔵尊へ向かいますと皆さんのお亡くなりの赤ちゃんへの深い想いが表現された景色に出会います。
又、溢れる程のお供えも又、深い想いに続くお供えです。
その時、その時の年中行事にまつわるお供えは絶える事がありません。
本日もお堂へ参りますと、昨日以上にクリスマスのお供えがなされております。
クリスマスが近づき、お亡くなりの赤ちゃん方の喜ぶ姿が想像されます。
この温かく、優しいお堂がこれからも末永くお守り出来ますことを願いますと共に、ご無理の無い所で皆さんのお力添えを頂きたく、心より願っております。
みんなの花壇。
此方も皆さんのお力添えにて優しい空間が保たれています。
先日も玄関を出て、蓮華堂へ目を遣りますと、若い女性がしゃがみ込み、小さなスコップで熱心に花の植え替えをなされていました。
寺の裏での用事を済ませ戻ってまいり、先程の花壇を見ますと、先程の女性が今度は丁寧に水やりをなされておりました。
皆さんの手厚いお守りで、花壇の花が絶えることなく、元気に育っています。
子安地蔵尊へお参りの皆さんが心穏やかにお参りができる環境となっています。
ご家族でお参りの皆さんは宜しければ、お子さん方に是非、水やりをさせて見て下さい、生き物を育む気持ちが必ずや芽生えることとなります。
もう一つお参りの嬉しい景色。
霊源院、隣の龍眠庵共に開門は朝の7時です。
水子供養の方々以外にも、お墓参りの檀家さんが開門と共に御参りへお越しになることは珍しくありません。
今朝も霊源院の門を開け、今度は龍眠庵の門を開けるべしと、向かいますと、小門が開く音が致し、振り返りますと、お父さんと幼稚園くらいの男の子が入って来られました。
見ていますと、蓮華堂へ入り、二人お揃いでお手合わせなさっておられました。
本当に朝から夜までお参りの皆さんが絶えることがありません。
お守りの甲斐を感じる景色となりました。
中東での戦争が早く収まることを心から祈念致します。
ここの所、中東の戦争の報道が少し少ないように感じます。
平和に向かい、報道が少なくなっているのであれば嬉しいのですが。
どうも、そうではないようです。
世界中の皆さんが注目致し、「平和」を連呼致すことでそれが実現に近ずくのではないでしょうか。
無関心にならぬよう、肝に銘ずることが肝要かと思います。
先ずは、紛争の中で苦しんでおられる方々に一日も早く、穏やかな生活が戻られますことを願わずにはおられません。合掌