大事な故人の命日の大切さ。
大事な故人の命日の大切さ。
忌日(きじつ)とも言いますが大事な故人がお亡くなりなられた毎月の日を「命日」と言います。そして、故人がお亡くなりの、その年のその月の「命日」を祥月命日(しょうつきめいにち)と言います。
言葉の通り、命の日ということを思えば、どれ程に大切な日かということは当然にお解りと思います。
当たり前ですが、水子さんも命日、祥月命日はあります。只、自然流産の場合などはその日が特定出来ぬ場合もあろうかと思います、その時は、お母さんがお気づきになられた「その日」をして命日となされば良いと存じます。
さて、過日インターネットを通して、水子供養のお申し込みを頂きました。
所定のお申し込み要件をメールにてお届けいただきました。
更にお申し込みの備考欄にメッセージが御座いましたので読みますと「何月、何日が亡くなった赤ちゃんの命日です、出来ればその日にお供養をお願い致します」との添え書きがありました。
霊源院へ水子供養でお越しの皆さんはどなたも真摯なお気持ちを携えてお供養へお越しになります。
皆さんの中には当然に命日の日をお選びの上でお越しのお方もおりますが、ご自身の想いの丈を先ずは優先なされてお越しの方が多いように思います。
勿論、そのお気持ちでお越しになることは全く問題ありませんし、尊いことです。
只、メールにてお申し込みの女性のお方が「お供養」をお願い致しますだけではなく、赤ちゃんの御命日を指定頂いたことに、その追慕の深さをより強く感じましたので、ご希望の日の当日にメールにて「本日、お供養を勤めますので、時間がありましたらご自宅にて共に、お手合わせ下さい」とご連絡致しました。
他府県のお方ですが、大事になされているお亡くなりの赤ちゃんへ、私の読経と共に懇ろに「お手合わせ」を下さったと思います。
「大事なあなたのことを私は決して忘れてはいません」ということを思い起こす為の日である「大切な故人(赤ちゃん)の命日」、大切に致したいものです。
ご存知のように蓮華堂、絆縁堂では、命日回向を常にお受け致す為のお申し込みの場所が用意致してあります。
立ち合いの上のご回向を御希望のお方もあれば、事情があり立ち会えないですが、ご回向を依頼のお方、共にお亡くなりの赤ちゃんの命日を大切に想って下さっていることがひしひしと伝わってくるほど多くのお申し込みを頂いています。
機会が御座いましたら、地蔵尊へのお参りと共に、命日回向のご縁をお繋ぎ頂けましたら、嬉しく存じます。
今日は朝から雨です、それも冷たい雨。
朝、布団の中で目を覚まし、耳を澄ましますと強い雨音が聞こえます。
久しぶりの雨なので有難い「慈雨」なのですが、秋の雨は少し寂しさを伴いますね。
寂しさと共に秋が深まり、本格的な寒さがやって来ます。
今年もあと少しで終わり、新しい年へ向かうかと思いますと何とも言えぬ気持ちです。
しかも、机に座り新聞を広げますと、目に飛び込んでくる、悲惨な戦争の報道、一刻も早く彼の地に穏やかな日々が戻られますことを祈りますが、冷たい雨と共に少し暗い気持ちになってしまいます。
私達は有難いことに、穏やかに暮らせているという幸せを噛みしめなければいけませんね。
温度差のある日々は暫く続きます、どなたもご自愛の上、日々をお過ごし下さることを祈念致します。合掌