お亡くなりの赤ちゃんがお二人の強い絆のような思いを得ました。
お亡くなりの赤ちゃんがお二人の強い絆のような思いを得ました。
何度か、水子供養「釘掛け供養」の継続にお越しのご夫婦、何時来られてもお二人ともにこやかで、ご挨拶も丁寧に下さる方々です。お越しの節には地元、大阪のお菓子のお供えを種類を変え、お供え下さいます。まだ、お若いご夫婦ですので、毎年赤ちゃんを授かっておられれば良いのにと願いながら、供養の日にお持ち致しております。
赤ちゃんを授かったかどうかは「プライバシーと同時にとても繊細」な部分ですので迂闊にお聞き致すことは出来ませんので、想像を致しているだけですが、「未だ縁は叶っていぬように感じています」。それでも、お二人の優しさ、丁寧さは毎年、変わりませんので敬服致しております。更には、お二人の仲の良さがお話をせずとも、その場の空気に伝わり、お互いの優しい気遣いさえも、とても自然に伝わって来ます。
そして又、ご自身方の地蔵尊へのお供え、お地蔵さんの身に着けておられる服等からも伝わって来ます。
更には、お供養の最後まで微笑を絶やすことなく、終わりには過分の御礼のお言葉まで頂きます。
それも、お二人ともから頂戴致します。
心より、お二人に念願の「ご縁」が来ることを願い、それとは別に思いましたことは、今もお亡くなりの赤ちゃんへの深い追慕に裏付けられた、お二人の「強い絆」を感じました。これからもずっと、お二人の良き関係が続いて行くことを強く感じたことでした。
子安地蔵尊のにこやかなお顔が。
蓮華堂北側の子安地蔵尊、釘掛け供養を満了為された皆さんの地蔵尊を焚き上げ、その灰の一部を下に収めています。蓮華堂ご本尊の地蔵尊と同じく多くの皆さんがお手合わせ下さり、左にあります雀の絵馬も又同じく、多くの皆さんが奉納下さるほどにお参りの方々は絶えません。
さて、その子安地蔵尊ですが、首にお供え致している「赤い前垂れ」が永らく交換致しておらず、私の「ずぼら」で赤い前垂れが白く色褪せ致しておりました。
新しい前垂れにせねばと思いながら後送りの「不徳」を致していました。
先日、やっと新しい前垂れが用意出来ましたので、永らく「放っていましたことを御詫び致しながら」交換を致しました。
気になっていましたので、交換の後は私自身がほっと致し、館の中の子安地蔵尊へ安心致し手合わせができました。
正面からその姿を拝見致しますと、気のせいでしょうか「昨日迄の地蔵尊以上の笑顔が見えたように思います」。
物事の実行の「後送り」を反省致すこととなりました。
また後で、では無くて「今、出来る事は今」との想いを心に刻むこととなりました。
少し、嫌なことが。
京都に限らぬようですが、今、日本へは多くの海外からのお客さんがお越しです、霊源院は11月の御朱印授与の一時以外は、お寺への入場は、お墓参り、水子供養へお越しの皆さんに限らせて頂いています。その「告知も」山門の階段横にさせていただいています。只、山門正面の「六地蔵尊」、皆さんが可愛がってくださるので、山門の「結界」を低く致し、その前から皆さんに六地蔵尊をお参り頂いています。その「結界」が低いためでしょうか、多くの方々はそれを超えることは無く、写真を撮られるのですが、幾人かはそれを乗り越え、境内を勝手に歩いておられます、時には蓮華堂の中までもという時もあります。
私が気が付く時は、直ぐに「退出」を求めるのですが、その時に詫びるどころか、怒りを示すお方がたまに、おられます。
とても、残念な気持ちとなります。
基本のマナーをお守り頂き、日本の良さを堪能致して頂きたく、願います。合掌