施餓鬼法要(せがきほうよう)の御案内。

2023.07.05

施餓鬼法要(せがきほうよう)の御案内。

来月、8月1日及び8月2日の両日の午前11時より、霊源院本堂にて施餓鬼法要並びに盂蘭盆会を行います。

水子供養にてご縁を頂いている皆さんにも是非、ご参加いただきたくご案内致します。

水子供養へお越しの皆さんの多くは若い世代でらっしゃる事を含め、おそらくは現在、水子供養にてご縁をお繋ぎ頂いている「霊源院」以外には特定のお寺様と深いお付き合いがありますというお方は少ないのではないでしょうか。

普段からお寺付き合いのあられる方、又、お墓参りで近しくお寺とお付き合いのある皆さんは「施餓鬼法要」、「盂蘭盆会法要」と聞きましたら、その行事の内容が詳しく解るかと存じますが、お寺と日々に繋がりの無い方々は「施餓鬼法要」とは何ですか?という思いかと存じます。

「施餓鬼法要」は仏教の教えの中の転生先「六道」の中の餓鬼道へ転生致し、餓えと喉の渇きに辛い想いを致している霊へ、此方側に居る私たちが法要の席に用意致している、「施餓鬼棚」に野菜、乾物、綺麗なお水、お米などをお供え致し、その辛い想いをなされている霊に施すことで自分たちも「功徳」を積むという行事です。

そして、8月はお盆の月ですので、直ぐに始まる、「お盆のお参り」の前に檀家さん、信者さん方にお集まり頂いて致す先祖供養「盂蘭盆会」と共に致すのです。

そして、水子供養の皆さんに参加をお勧め致す理由は、先ずはお亡くなりの大事な赤ちゃんの菩提を願い、お手合わせ頂くことが第一義ですが、「施餓鬼法要」の意味は上に述べましたことともう一つ、自分たちの周りにおられる成仏が叶っておられぬ「有縁、無縁」の霊にお供えを供すると共に、その成仏を願う事にもあります。

たまにお問合せ頂くことの中に、「私は思い当たることが無いのですが、ある人からあなたには供養をされずに辛い想いの水子さんが(憑いている)、供養をしてあげなくてはいけない」と言われましたが如何でしょうかとの問い合わせがあります。

その問いに対しては私は「あなたに憑いて悪さをなさるような水子さんはいません」、しかし、供養をなさりたいというお気持ちは当然に尊い行いですので、宜しければ、お供養をなされれば良いですねとお答え致しています。

そういう意味でも、成仏なされていない「有縁、無縁」の霊への供養を致す施餓鬼はその部分でも気になることがあるお方様にとっても意味があると思います。

施餓鬼法要の流れ。

檀家さん、永代供養墓のご縁の皆さんには事前に法要の御案内をお出し致しています。

そして、8月1日、8月2日の参加ご希望の日、参加人数を前もってお知らせ頂いています。参加の皆さんは先ずは、霊源院の玄関から客殿へお上がり頂き、客殿に用意致しました「受付」にて先祖供養の「水塔婆」をお渡しいたします。

お供え、御布施もここでお預かり致します。

次に、その水塔婆をお持ち頂き、本堂へお越し頂きます。

そして、その水塔婆を施餓鬼棚の塔婆立てに供えます。

法要が始まるまで、しばらくそこで待機頂きます。

時間がまいりましたら、私が施餓鬼回向を始めますので、皆さん順番に施餓鬼棚にお越し頂き、先ずはお焼香、お米を一つまみお供え、笹の葉で水塔婆へ浄水を掛けて供えます。

そして、法要の終了後は私の簡単な御挨拶を済ませた後、ご参加の皆さんに、お供養を致した様々な御霊と共にお弁当を召し上がっていただき、ご歓談頂き、行事の終了となります。

お問合せはご遠慮なく。

水子供養にてのご縁の皆さんにはご案内をお出し致していません。

法要にご参加希望の時は、7月30日までに、電話、もしくは直接にお問合せも含めお声かけ下さい。

初めてのことで、少し敷居が高く感じるかもしれませんが、決して堅苦しい行事ではありません。

法要後の歓談で近しく縁をお繋ぎなさる方々も多くおられる程です。

ご家族での参加ももちろん歓迎致します。

是非、ご検討頂き、ご参加のお声を頂けましたら幸せに思います。

用意致すこと、お供えの費用等、ご遠慮は不要ですので、お問合せ下さい。合掌