微笑ましい光景に出会いました。
微笑ましい光景に出会いました。
過日、お若いご夫婦方の残念ですがお亡くなりの赤ちゃんのお供養をさせて頂きました。
玄関の呼び鈴が鳴りましたので、お声掛けを致し、戸を開けますと、お若いお二人がおられ、玄関内へ招へい致しました。ふと、ご主人に目をやりますと、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこ紐でご自身のお腹の前に大事に抱えておられました。
何とも微笑ましく、優しい光景を目に致し、此方迄優しい気持ちに包まれました。
後ほどに、このことを家内と話しますと、今は抱っこ紐ではなく、「ベビースリング」というそうです。
かつては、お母さんの背に、おんぶ紐で赤ちゃんがいる景色がスタンダードでしたが、今は赤ちゃんを前に抱くのが当たり前なのですね。
もう、随分と前になりますが、私の息子二人が小さい、赤ちゃんの頃のことまで思い出すことが出来ました。
私が子供を授かりました頃は、未だ、お父さんは仕事に全力を傾け、お母さんは子供を育てるのに注力を致すということが、世間の常識と致し残っている時代であったように記憶しています。
現代は育児休暇も制度として定着致していることと繋がり、子育てはご夫婦二人の共同作業となっています。
もうすでに、照れくさいなどという概念は微塵も男性の側に無くなりつつあり、男性が育児に積極的に関わっている時代となっています。
今日、抱っこされてきた赤ちゃんが大きくなられた時には、お父さんに抱っこ、そして、育てて下さったことを忘れずに、是非、「お父さん、お母さん」を大切に致して頂きたいものです。
みんなの花壇で。
大阪の檀家さんへお参りにまいり、お寺に戻り山門脇の通用門から中へ入り階段を登りますと、女性が西を向き、しゃがんでおられるので、「今日は」とご挨拶を致しました。手元を見ますと小さいシャベルを持ち、一心に花をみんなの花壇へ植えて下さっていました。
皆さんの優しい心が花壇を華やかに、そして明るく致します。お亡くなりの水子さんもその暖かい心に包まれて、安心なされていることと思います。
蓮華堂へお参り致しますと、先ずは池の金魚が出迎え、お顔を本堂側の北へ向けますと、その賑やかな花壇があります。
そして、お参りの帰りには本堂前の庭を散策頂き、木々の下で深呼吸を致しお帰り下さい。
水子供養を通してご縁の広がり。
以前にも少しお話し致しましたが、霊源院へ水子供養にてご縁を頂き、お付き合いを頂戴致しているお方様方から、水子供養以外の法要のご依頼を最近は頂く機会が増えてきました。
お供養へお越しの方のお身内に残念ですが、ご不幸があられた時には葬儀式を、そして、お身内の年回法要に関しても、お付き合いのお寺が無いお方が、お位牌をお持ち頂き、本堂にて法事を勤めること、更には、現在霊源院で分譲中の「永代供養墓」をお求め頂いた方とお付き合いのすそ野が随分と広がって参りました。
多くのお寺が少子高齢化に伴う、ご縁の減少を嘆く中、霊源院は既存の檀家さん、永代供養墓のご縁のみなさまと共に、水子供養のご縁の皆さんとも上に述べましたように縁が広がっています。本当に有難いことと感謝致しております。
來春には、次男がお寺に軸足を移し、私と共にご縁を広げたいと申しております。
何卒、これからも、ご縁が更に広がります様、宜しくお願い申し上げます。合掌