ネットを通して、ご遠方のお方様ともご縁を広げたく願っています。

2023.05.27

ネットを通して、ご遠方のお方様ともご縁を広げたく願っています。

お亡くなりの赤ちゃんのお供養へ、釘掛け水子供養、永代地蔵尊供養、そして、お亡くなりの赤ちゃんの祥月命日(お亡くなりの月の、その日)に致す蓮華堂回向と多くの皆さんがご縁をお繋ぎ下さっています。それに伴い、蓮華堂、絆縁堂へお参りなさる皆さんが絶えることはありません。お寺にとっての勲章とも心底、思う程です。

只、最近は何処のお寺もその地域に根を生やしたお寺様が水子供養をなされていますので、此処暫くは、ご遠方からのインターネットでの水子供養は少し低調で、残念ですが少し寂しい心持でした。

霊源院のホームページにてお伝え致している、水子供養が多くの皆さんの御支持を頂き、びっくり致すほどのお申し込みを頂戴致していた頃からしますと先に申し上げましたように遠方の皆さんからのお供養の依頼が少なく、少し寂しく肩を落としていました。

勿論、赤ちゃんを授かり、その赤ちゃんと無事に縁をお繋ぎ頂き、喜びを頂くことが第一ですが、残念なことに赤ちゃんとご縁がお繋ぎ頂けなかった時にはこの霊源院でご縁をお繋ぎ頂き、お参りに「喜び、安堵」を感じて下さることに張り合いを感じ、諸堂を皆様が安心致し、心穏やかにお参り下さるように今日まで、工夫、改良を重ねてまいりました。

しかし乍ら、先に申し上げましたように、ご遠方のお寺様もこの時節、若い皆様とご縁を繋ぐべしと沢山のお寺様が水子供養を提唱なさる時代となり、皆さんも自分が住まう近い所での供養を考えられているためか、ここの所、少しインターネットによる、水子供養のお申し込みは正直減っていました。

只、最近はコロナの小康状態もあろうかとは思いますが、ネットを通しての水子供養のご依頼が少しづつ増えてまいりました。

私もその喜びと甲斐を心に置き、供養を致すことが最近は増えてまいりました。供養をお申し込みのお方と直接お顔を合わせて、回向は出来ませんが、お申し込みのお方の想いの深さを感じる添え書きがありますことが多く、その文面に感じることが多いので、私一人にての追善供養とはなりますが、張り合いを強く感じる法要となります。更には機会をお作り頂き、ご遠方にお住まいにも関わらず、ご自身の地蔵尊へ直接にお参りにお越しのお方も勿論おられます。お申し込みのお方の想いの深さを感じるたびに、霊源院が提唱致すお供養として、誇りを感じています。

これからもご遠方のお方様であっても、ご自身の亡き赤ちゃんへの想いの実現の為、ネットにてお申込みいただき、此方へおこしの節には、ご自身のお亡くなりの赤ちゃんをお守り下さっている地蔵尊へ「直接」にお参り頂けましたら幸いです。

且つては、お供養に限らず全てのことが自分が住まう地域にて完結致すことが当たり前でした、しかし時の流れ、社会の進歩はそれを許さづに、よりそのお方が求めていることを実現できる情報の社会となりました。

そのことに、是非の意見はあろうかとは存じますが、先ずはこの霊源院、その中の蓮華堂、絆縁堂が今以上に皆様の御支持を頂けます様、誠実さを失わず、改善すべきも怠らず、皆さんとの心の繋がりをより一層深めて行きたいと願う所です。

コロナの小康状態には感謝致しておりますが、これから夏の暑さに向けて、マスクの着用率も当たり前に少なくなって行くことと思います。それが、コロナの再発に繋がらぬことを願うと共に、まだまだ「油断ならぬ」との気持ちを忘れずに、少しでも早く、暗闇のトンネルを抜け出たいですね。合掌