お焼香の回数のお尋ねを頂く機会が多いです。
お焼香の回数のお尋ねを頂く機会が多いです。
水子供養に限らず、お葬式、法事の場に立ち会う機会は年齢に限らず、必ずあります。
その様な時に、お焼香は何度致すのかとのお問合せを頂く機会は随分と多いです。
以前にもお焼香の回数のお話しは致しているかもしれませんが、再度。
霊源院での水子供養は、此方も何回もお話致していますが、先ず本堂でお勤め致し、蓮華堂へ行き、皆さんの地蔵尊を奉納致し、その後は、ご自身方の想いでご自由にお参りを頂いています。
さて、その本堂のお参りですが、先ずは般若心経をお唱え致し、霊源院の御本尊「観世音菩薩」へ共にお手合わせを頂きます。
この時、私は先ずご本尊様の前まで行き、一度お焼香を致し、その場で「合掌、礼拝」、そして、自席へ戻り、般若心経をお唱え致します。
その後、再度、ご本尊前へ行き、再度の焼香を致します。
この焼香は「水子供養へお越しのお方の、亡き赤ちゃんへのお焼香」となります。
そして、同じく自席に戻りましたら、今度は観音経というお経をお亡くなりの赤ちゃんへお唱えさせて頂きます。
この時、お供養へお越しのお方様には「お勤めが始まりましたら、本尊様前へお越し頂き、お焼香を二回致し、合掌、礼拝が済みましたら、自席へお戻り下さい」とお伝えいたします。
この二回のお焼香は、先ず一度目のお焼香はご本尊の観世音菩薩に、「本日は亡き赤ちゃんのお供養に参りました、何卒、私たちの大切な赤ちゃんをお守りくださいとの願いを伝えるお焼香となります」、そして二回目の焼香は、お亡くなりの赤ちゃんへ、どうぞ私たちの想い(良き所への転生、そして、又、良きご縁が繋がりますように)があなたに届きますようにとの想いを込めた焼香となります。
私が二回お焼香を致し、合掌、礼拝下さいと申し上げていることはそこへ繋がります。
先ずは水子供養へお越しの皆さんは二回の焼香の意味をそのようにご理解頂いて、お焼香頂ければと思います。
さて、お若い皆さんもお身内の、お葬式、そして、ご親族の法事へご参加なされる機会はあろうかと思います。
勿論、宗派により違いはあるかもしれませんが、例えば、お葬式に参列なされ、ご自身が故人へお焼香に行かれた時の回数はどうでしょうか。
この時は、お亡くなりの故人へのお手合わせに焼香に参りますので、お焼香は一度で良いと思います。故人が祀られている祭壇前まで参りましたら、数珠を持ち、お手合わせなされ、先ずは故人へ向かい合掌礼拝、そして、お香を頂き丁寧に故人のご冥福をお祈りいたし、一度焼香を致します、そして、再度合掌、礼拝、そして自席へ戻ります。
勿論、この時、焼香の後は、故人のご家族へ挨拶のお手合わせもお忘れなく。
そして、法事の時です。
この時は、故人のお家で法事に参加の時は仏壇の御本尊様へ一回、故人へ一回の焼香、都合、二回の焼香を頂き、合掌礼拝、故人のご家族への挨拶のお手合わせを致して下さい。
霊源院の檀家さんはご法事をお寺でなさるお家が多くあります。
その時は、先ず、お寺の御本尊様へ一回、そして、故人へ一回、合計で二回のお焼香を頂き、合掌礼拝の後、そこのお経を読んでいるお坊さんとご家族へ各々に挨拶の合掌礼拝を頂き、自席へお戻り下さい。
尚、仏壇、お寺の御本尊へお焼香の時は、合掌礼拝の時に心の中で「もし、ご本尊がお釈迦様なら、(南釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)、観音様なら(南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)とそこの御本尊様を思い唱えて頂ければなお良いかと思います。
御本尊が解らぬ時はそこの和尚さんに気軽にお尋ね致して見て下さい。
以上、お焼香のお話しを少しさせて頂きました、先に述べましたように絶対とは言えませんが参考に致して頂き、少なくとも霊源院へ水子供養でお越し頂きました時は、是非、このお話しを思い起こして頂きましたらと思います。合掌