大切な思いやりの心。
大切な思いやりの心。
ご存知のように、京都は24日には大雪となり、市内が混乱しました。
それから以降、雪の降る日が続き強烈な寒さの日々が続いています。
それでも寒さの中、水子供養へは皆さんお越し下さっています。
皆さんが供養へお越しの大分と前から本堂の中のストーブ、エアコンを動かしていますが、何分に広い空間なので容易に暖かくはなりません。
本堂での法要はお越しのお方が座られる腰掛の下のカーペットが暖かくなるようになっていますのでそこへお座り頂き、尚且つ、ストーブをきりきり迄近づけています。
それでも、寒いです。
しかし、お参りの皆さんは寒さの不足は一言もおっしゃられずに、真摯にに正面へ向かい、お手合わせなされて下さいます。
お供養の原点を見る思いです。
そんな中、過日インターネットの予約で初めて水子供養へお越しのご夫婦がお越し下さいました。
私よりかなりご年配のご夫婦でらっしゃり、応接にお通り頂き、受付を致しました。
年配の皆さんでお供養へお越しの皆さんは多いのですが、自分たちのお亡くなりの赤ちゃんではなく、ご自身方のお子さんのお亡くなりの赤ちゃんの供養へ、仕事、距離の問題でお越しになれない子供の代理というお方も結構におられます。
水塔婆と、地蔵尊へ書き込みを頂いてからの供養となりますので、そこをお尋ねいたしますと、「若い時に授かった赤ちゃんに会えなかったのでその供養にまいりました」とのこと。
受付を済ませて、本堂へ向かいました。
奥さんがご主人より大分と足の具合が良くないようで歩くのが辛そうでらっしゃいました、ご主人は奥さんの腕をを支えて歩かれ、廊下へ出る所のスリッパを奥さんが履きやすいように、セットなされました。
そして、本堂へ着き着座頂き、法要を始めますと、先ずは奥さんのひざ掛けを丁寧に掛け直してあげ、お焼香を促しますと、これ又、奥さんの腕を支えて仲良く、お焼香へ進まれました。
ほんとうに奥さんを大事になされ、「常に奥さんに思いやりの心で接しておられることが伝わってくる光景です」。
赤ちゃんこそ授かることは出来なかったのですが、このお二人の原点を見る思いが致しました。
これからも、このお二人は思いやりの心を持ち、仲良く過ごされてゆくだろうことを思いました。
とても、良い光景を見せて頂き心が温まりました。
そして、自分の家内への対応を思いました時に、「強く反省せねば」と思い起こされる出来事ともなりました。
反省、しきりです。
中々、直ぐには無理でも、時宜に応じて、家内だけではなく、どなた様へも「思いやりの心」を持ちながら接しなくてはと思うこととなりました。
金魚も顔を出しません。
先に述べましたように厳しい寒さが続いていますので、蓮華堂前の池の金魚も少しも顔を出しません。
手水が、「がちがち」に凍る寒さですので、さすがの金魚も動けづ、じっとしているのです。
水温み、金魚が顔を出す季節が待ちどおしいです。
この寒さは体調にも大きく影響致すと存じます、年配の皆さんは勿論、お若い皆さんも油断せづに、十分に体調管理をなされますこと、祈念申し上げます。合掌