水子供養にお参りの皆さんへお願い。
京都東福寺霊源院の水子供養ブログ
水子供養にお参りの皆さんへお願い。
新しい年を無事に迎えて、浮かれていましたら、もうすでに正月も三が日も過ぎようとしています。
うかうかしていると日数の少ない2月が直ぐに過ぎ、3月の彼岸がやってきます。
本当に月日の経つ速さには圧倒されます。
さて、蓮華堂、絆縁堂へお参りの皆さんは朝の早い時間から、閉門の晩9時迄途切れることがありません。外に出ますと新年の挨拶をさせて頂けるお方様が多く、何とも嬉しい期間です。
そんな中、本山のお勤めも中休みで少しお寺でゆっくり致していました。
玄関のインターホンが鳴り、参りますと、お参りのお方がおられ、「カラスがゴミを散らし大変なことになっていますよ」と教えに来て下さいました。
慌てて、蓮華堂の前に行きますと、小さな赤ちゃんを抱かれた、奥さんが一生懸命に、お菓子の包装紙を片付けて下さっています。
そこら中に食べ散らかしの袋と中身が散らばっています。
慌てて、もう後はしますからどうぞとお伝えいたしましたが、奥さんが手を止めずに散らかされたゴミを集めて下さいます。
感謝です。
ご主人が先程お参りに来ましたら、お堂の扉が全開で「パアパア」でした。
そして、カラスがすれ違いに出て行きましたと教えて下さいました。
そうです、扉が開いていましたので、皆さんがお供えのお菓子を狙ってカラスが入り込み、散らしていたのです。
幸いに、お堂を見回しますと、皆さんのお地蔵さん、お供えは無事でしたので一安心は致しました。
お墓のお供え必ず、帰るときはお持ち帰りをお願い致していますが、うっかり置いて行かれた、お供えをカラスが荒らしていることはよくありますが、蓮華堂はガラス戸がありますので油断を致していました。
皆さんが思っているよりカラスはずるがしこく、大胆です。
今回は皆さんの大切な地蔵尊、お供えに被害はありませんでしたが、想いも致さぬ被害が起こる可能性があります。
蓮華堂、絆縁堂、共にお参りが済みまして、お帰りの節には必ず、ガラス戸を閉めますことを忘れぬようにお願い致します。
大事な赤ちゃんの地蔵尊に万が一のことがありますと大変です。
何卒、お忘れなく扉を閉めて頂くよう、お願い致します。
しっかりとした作法のお焼香を頂きました。
毎年、水子供養の継続へお越しのお方のご家族が今年もお越し下さいました。
それも、お正月の元旦か、2日までにお越し下さいます。
お母さん、お父さん、お兄ちゃん、妹さんの4人家族です。
ほんとうに顔なじみで、毎年、霊源院の年初めの行事と言えるくらいです。
本堂で赤ちゃんへのお供養のご回向を致し、お焼香を促しますと、お父さん、お母さん、お子さんと順にお焼香下さいました。
昨年は感じませんでしたが、すっかりお兄ちゃん、お姉ちゃんのお年になられた二人のお子さんのお焼香の作法に感心を致しました。
先ずは焼香へ向かい、真ん中辺で止まり、私に丁寧な合掌を下さり、帰りも又、同様な丁寧な合掌、礼拝を下さいました。
何とも、きちんとしたお焼香の作法に感心を致しました。
子供は親を見て育つとは言い古された言葉ですが、改めて、肝に銘ぜぬばと思いを強く致しました。
穏やかなな正月が続いていますが、そろそろ、厳しい寒さが戻って来る気配です。
油断の無きよう、体調管理に気をお配り下さい。合掌