京都東福寺霊源院の水子供養ブログ

蓮華堂、絆縁堂へお参りの皆さんへ11月はご迷惑をお掛け致しました。

今月、１１月１８日～30日迄、霊源院では恒例の紅葉、特別御朱印の授与を致しました。

何時もは静かな境内を通り、蓮華堂、絆縁堂へ水子さんのお参りに多くの皆さんがお越し下さっていますが、今月２週間は御朱印の授与を御希望の皆さんが多くお越しお下さり、特に蓮華堂の前が随分と賑やかな日々が続きました。

静かにお参りを御希望のお方様には不快な所もあろうかとは思いますが、これも霊源院にとって、とても大事な年中行事の一つです。

何卒、御許容下さいます様、お願い申し上げます。

霊源院は檀家さんの法事、そしてお葬式等の仏事と、皆さんとのご縁の水子供養をお寺の柱と致しています。

しかし、お寺は様々なご縁の機会を用意致し、有縁、無縁の皆さんとご縁をお繋ぎ頂き、お寺の本来の有り様、お越しの皆さんの心の拠り所たりえれば、これに勝る喜びはありません。

しかし、どうぞご縁を結びにお越し下さいと外に向かい、声を上げましても当然に皆さんお越し下さいません。

それでも、試みに始めました、御朱印の授与を見ていますと、東福寺の紅葉で賑やかなシーズン以外にも、思い出したように、朱印をお願い致しますとの要望はそれなりにあります。

朱印を御希望の皆さんはどなたも丁寧に、可能なら是非、御朱印をお願い致しますとお越しになられます。

私にも意外でしたが、朱印は既に、お寺参りの一部として十分に定着致し、無縁の皆さんとご縁を頂戴致すには、有難い機会であることを教えられました。

その様な機会を得て、それならば、紅葉で多くの皆さんが東福寺へお越し下さる１１月に、霊源院とご縁をお繋ぎ頂ける朱印をと思い立ちました。

御希望の皆さんにゆっくりお寺をお参り頂き、お寺の空間の中で「ほっと」頂くようにと様々な工夫を致し、ここ何年か特別御朱印の授与を継続致しています。

お陰様で、スタッフの皆さんが用意致して下さる「京番茶」の香、そして、近所の美味しいお寿司屋さんの稲荷鮨を客殿でゆっくりとお召し上がり頂き、所謂、お寺の拝観ではなく、お寺でゆっくり、お寺に馴染んで頂くという環境がこの数年間で出来、お越しの皆さんにとても喜んで頂いています。

何より、毎年お越し下さる方も珍しくありません。

その、行事を致す中で、やはり多くの皆さんがお越し下さいますので、先に述べましたように、静かに蓮華堂、絆縁堂へお参りのお方様には、少しご迷惑な感じは避けがたい期間となっています。

しかし、霊源院は水子供養へお越しの皆さんは当然に、御朱印でお越しのご縁の皆さんにも、このお寺とご縁が繋がり良かったと思って頂きたいのです。

誰もが、敷居の高さを感じずに、霊源院へと思って頂きたく願っています。

お参りの皆さんが不快な思いをせずに、お参り頂くよう、お堂へは関係者以外が立ち入らないよう、注意頂く、スタッフもお願い致しました。

霊源院が皆さんの心の拠り所となる端緒になりえる、御朱印の授与、何卒、御理解の上、ご協力の程、宜しくお願い致します。合掌