きつい雨の中、本堂の御本尊さんへ家族の皆さんが。
京都東福寺霊源院の水子供養ブログ
きつい雨の中、本堂の御本尊さんへ家族の皆さんが
先日のきつい雨が降りました午前中、客殿へ掃除機をかけにまいりました。暫く客殿の中を掃除致し、ふと本堂へ目を遣りますと、ご夫婦のお二人連れが傘をさして本堂の前に立ち、揃ってお手合わせ下さっていました。御本尊、観音様へ礼拝、合掌を下さっております。しかも、此処近日の中では久しぶりの大雨です。私もこの日はお参りもなく、寺でゆっくりさせて頂いておりましたが、少し暇を持て余し客殿の掃除機がけを始めたのですが。水子供養へお越しのお方か、お墓参りのお方かは定ではありませんが、尊い光景を拝見いたし、とても嬉しい気持ちとなりました。霊源院の入り口から本堂へ向かう真ん中にあります「中門」、この門は暫く前までは特別なことが無い限りは開けていませんでした。本堂へのお参りは門に向かい合掌礼拝頂く形でしたので、蓮華堂へお参りの皆さん、お墓参りの皆さん、ほとんどが通り過ぎ、稀に遠くから合掌、礼拝の姿を拝見するくらいでした。しかし、お寺へ近しく出入りを頂いています何人かのお方から、「お寺の本堂へ直接、近い距離でお参りが出来ないのはお寺として如何なものでしょうか」との厳しいアドバイスを頂きました。以前は、お地蔵さんにあがります御賽銭を取りに来る方がおられ、用心がとても心配な時期があり、そのまま、門を閉めたままにすることを良しと致し、長い月日が経っていました。しかし、皆さんが水子供養へお越し下さり、法要の後、「本堂へも必ずお参り下さいね」とお伝え致すようになり、朝7時から夜9時迄、正面の山門と共に開けるようになりました。そして蓮華堂、絆縁堂へお参りの皆さんが当たり前に本堂へお参り下さるようになり、お越しの皆さんが増えますと、不思議なことに、御賽銭を取りに来る人、不審な人を見ることが無くなりました。多くの皆さんが普通に出入り頂いていることが理由かと思います。蓮華堂近辺、本堂近辺には何時もお参りの方がおられますので。お寺にお参りの方々が引きも切らずお越しになることの喜びは何にもましての喜びです。更には、お越しの皆さんの様子を拝見致していますと、観光のお寺にお客さんとしてお越しの風とは全く違い、「此処は私たちが当たり前にお参りに来ている寺ですよ」との空気観さえ漂い、お越しになられています。此方も又、嬉しい空気感です。霊源院の本堂前の庭、そして西側の「鶴亀」の庭共に春は緑、夏は涼やかな木立、秋は艶やかな紅葉、冬も雪景色と全ての季節で楽しめます。本堂の御本尊様へお参り頂き、庭で「ほっと」頂き、此処へお越しになるのが楽しみと思って頂けましたら、嬉しいことです。
ウクライナに平和が早く訪れますことを祈願致します。
過日、テレビのBSのチャンネルで相当に昔の映画、「トラ、トラ、トラ」という映画が放送されていましたので、ビデオに録り、夜に鑑賞致しました。おそらく私がかなり若い時の古い映画と記憶致しています。故人となられた懐かしい俳優さんが多く出演なされており、そういう意味でも懐かしい映画でした。この映画は、ご存知のお方もおられると存じますが、かつて日本が太平洋戦争へ突入致すきっかけとなった、「真珠湾攻撃」を題材に致した映画です。子供の頃に見た記憶では勇壮な映画、そして現実とは離れたこととして見ていたように記憶致していますが、今回改めて見ますと、戦争の無意味さ、そして悲惨さ、矛盾といったものが当時と違い胸に迫ってきました。ウクライナでは映画ではなく、生身の方々がその現実へ対面なされていることを考えますと、少しでも早く紛争が収まり、平和になることを祈念せずにはおられません。それどころか、ニュースを見ていますと「核」の不安さえ現実味を帯びてきており、私達にも大きな影響があるという心配が伝わります。とにかく、平和が早く来ますことを心より願いたいとおもいます。合掌