蓮華堂のお供え物
京都東福寺霊源院の水子供養ブログ
蓮華堂のお供え物
思い出のご飯のおかずは何ですか?
今年の暑さはそれでも尋常でないように思います。
8月のお盆のお参りも、今までにない辛さで、お昼時に長い休憩を初めて取りました。
それ程に辛い暑さであったと思います。
それでも酒飲みの私にとりましては、反対の楽しみが出来ました。
仕事終わりに頂きます、キンキンに冷えたビールの美味しさです。
これは例年になく美味しいビールとなりました。
そのビールのおつまみに定番の枝豆、今年は更に自分でビールに合うおつまみを手作り致しています。
ネットの検索で料理を探しながら、最近によく作りますのが、亡くなった母が子供の頃によく作ってくれた料理です。
料理といっても極めてシンプルな食べ物ですが、私が子供の頃にたべていた「カレー芋」です。
そういう料理が世間にあるかどうかは定かではありません。
私の中では母が作ってくれたご飯の上位に位置するおかずであることは間違いありません。
最近はコンビニやデパ地下で、簡単におかずやお酒のおつまみは手に入ります。
しかし、自分の希望の量、味付けを考えた時は自分で作るのが一番、満足致すような気が致します。
本日のおつまみという事になりました時、亡き母が子供の時に作ってくれたあのカレー芋を作ってみようと思い立ちチャレンジ致しました。
そう言いながらも挑戦という程の大層なものではなく、ジャガイモを千切り致し、塩を降りフライパンで炒め、火が通る前に、カレー粉をまぶし更に炒めるという極めてシンプルな物です。
それでも、多い目にジャガイモを用意、千切り致し、作り上げた後、ビールと共に頂きましたが、これが又本当に美味しく、いつも以上のビールを頂く事となりました。
でも、本当に美味しい理由は亡き母が子供の頃に作ってくれたおかずというその思い出が、美味しさの元だという事にも気が付きました。
この年になり母の思い出の料理に舌つづみを打ち、美味しいビールが頂戴出来たことに感謝致しますと共に、お母さんの思い出は続いていると、改めて思い至りました。
蓮華堂に手作りのお供え物
蓮華堂に参りますと、皆さんの思いのこもったお供え物が日々絶える事はありません。
そんな中、サランラップに包まれた手作りのクッキーをお供えされていました。
お母さんの想いの深さを感じると共に、心が温かくなるお供えです。
皆さんの思い出の、或いは大好きなお母さんの作ってくれる、ご飯のおかずを思い出しながら、ご自身で作って味わうのも又、一興かと思います。合掌