女性の心の強さを感じました
京都東福寺霊源院の水子供養ブログ
女性の心の強さを感じました
過日の新聞記事でウクライナ関連の記事があり、その日のテーマは赤ちゃんの出産に関してのことでした。
日々、新聞、ネット共にウクライナとロシアとの戦争に関する記事を見ない日はありません。
それ程に深刻な問題であるということと思います。
只、その日の記事はロシアから激しい攻撃を受け、限りなく大きなダメージを受けた都市で暮らす女性への取材でした。
妊娠なされた女性へ取材者が問います。
「これ程にダメージを受けた都市で出産、日々の生活の今後は辛く、厳しいものとなろうかと思いますが、如何ですか?」
との質問に女性が答えます。
「この現状を見ると辛く、悲しくなります。でも赤ちゃんを産むことが出来る喜びがその辛さより勝ります。」
と答えられました。
私達はこの国で、各々が悩み、辛さを抱えながらも皆さん無事に暮らされています。
そのことを思いますと、ウクライナの皆さんの厳しい現状の中で赤ちゃんを産むことが出来る喜びをそのように語ることが出来るお母さんとしての女性の心の強さを感じました。
このような強い心を持ったウクライナの女性の皆さんがおられる限り、紛争が収まった後は、国の再建の大きな力となり、より良いウクライナの国が出来ると確信を致しました。
蓮華堂へお参りのお母さんも頼もしい
ついこの間、小さな乳飲み子を両腕に抱えられたお腹の大きいお母さんと、蓮華堂でお会い致しました。
池の前で立ち話となり、お腹を見て「お目出度ですか」と問いますと、満面の笑みを浮かべ「そうです」と答えられました。
お顔が既に頼もしいお母さんの顔となっておられ、女性の強さを感じました。
蓮華堂はお亡くなりの赤ちゃんの追福を祈る場所です。
しかし、それと同時に現在、すくすくとお育ちのお子さんの元気な成長を祈願致し、尚且つ、赤ちゃんのご縁を希求なされている皆さんが願掛けなされ、その成就を喜んで頂くお堂でもあります。
様々な事情をお持ちの方も含め多くの皆さんにこれからも蓮華堂へ是非、お参り頂きたく願います。
そのような中で、たくましく、強いお母さん方にお会い出来ますことは、喜びであり、希望でもあります。
男性もお参りは欠かされません。
女性のお話しが多くなりましたが、蓮華堂の特徴は男性が一人でお参りにお越しになることが女性に負けぬくらい多いということです。
勿論、他所のお寺のことには詳しくありませんが、見聞き致している限りにおいては、水子供養のお堂へお参りはやはり女性が多いようです。
霊源院の蓮華堂はその点、男性のお参りも大変に多いです。
男性、女性双方の御支持を頂きます蓮華堂、とても嬉しいですし、張り合いです。
海の景色に少しリフレッシュ。
8月初旬から2週間のお盆のお参りが無事に済みました。
その間に水子供養を御希望の皆さんには大変ご迷惑をお掛け致しました。
既に通常に戻っていますので、水子供養をご希望の方はご連絡下さい。
先日、舞鶴の檀家さんから法事のご依頼を頂き、車で行ってまいりました。
法事を済ませてから少し時間がありましたので、港の方に行ってみました。
潮風を嗅ぎながら、正面に見えます緑の濃い山々を暫く眺めさせて頂きました。
私は長野県の出身で海とは縁がなかった反動からかも知れませんが、海がとても好きです。
海を前にして、気持ちが少しリフレッシュできたように思いました。
残暑の厳しさは続いていますが、やはり少しづつ秋の気配は近づいているように思います。
東福寺も又、紅葉で多くの皆さんがお越しになる季節を迎えます。
しかし、9月の彼岸までは、暑さも行ったり、来たりです。
体調に留意なされお過ごし頂くこと、祈願致します。合掌