くぎかけ水子供養の1年経過後について
京都東福寺霊源院の水子供養ブログ
くぎかけ水子供養の1年経過後について
水子供養へお越しの皆さんには先ずは応接間にお通り頂き、くぎかけ水子供養、永代水子供養のご説明をさせて頂いています。そして永代水子供養でお申し込みのお方様には、くぎかけ水子供養、永代水子供養共にご説明察せて頂いた後に、供養方法を選択頂いています。
どちらでお申し込みでも、ご検討頂きそこでお決め頂きました地蔵尊へご自身方の御希望の書き込み(赤ちゃんの名前、まだお名前を考えておられない時は苗字)を頂き、先ずはご自身方の地蔵尊を本堂へお祀り致し、ご回向となります。
そして蓮華堂へ各家の地蔵尊を奉安致し、その後は皆さんがお参りへお越しになられます。くぎかけ水子供養の地蔵尊がお堂へ奉安される期間は一年ですので、奉安満了が近づきますと比較的多く頂く問い合わせが御座います。
「来る何月で一年になりますが、その後はどの様に致せば良いのでしょうか?」というご質問です。
お供養へ最初にお越し頂きました時にくぎかけ水子供養、永代水子供養共に本堂でお勤め致し、その後蓮華堂へ移動の後、再度回向をさせて頂きました後これからの奉安期間、そしてご自身方の地蔵尊を奉安期間の間、蓮華堂でお守り致しますので、その期間は朝7時から夜9時まではご自由にご自身方のお亡くなりの赤ちゃんへお参り下さいとご説明させて頂いています。
御存知のお方様も多いとは存じますが、くぎかけ地蔵尊は1年(例えば8月15日に奉安なされたお方の地蔵尊は次年度の8月31日迄は奉安されます)を経過致しますと、「継続供養」(最初と同様にお供養の約束を頂き、ご一緒にお供養の後)をなされ再度、蓮華堂へ奉安致す方、そのまま終わられるお方と分かれます。
一年奉安満了で終わられた方の地蔵尊は私がお経を読みご回向の後、焚き上げた灰の一部を蓮華堂北側の子安地蔵尊へ焚き上げた地蔵尊の灰の一部を埋葬致します。
それから以降、ご自身方の地蔵尊が蓮華堂内に無いお方様は外の子安地蔵尊へお参り頂き、堂内の御本尊「地蔵菩薩」へもご自由に御参り頂いています。
地蔵尊の奉安継続はご自身方の心の有り様でお決め頂ければ良いと思います。
只、奉安満了で終わりになされたお方様も、心に亡き赤ちゃんのことが思い起こされました時はご本尊と子安地蔵尊へ是非、お参りにお越し頂きたいと思います。
ご丁寧な対応へ心より感謝申し上げます
先日、お約束頂きましたお方と本堂で水子供養のお勤めを致し、蓮華堂へご一緒に参りますと、ついこの間に大阪からご夫婦でお越しになり水子供養をなされた、奥さんお一人がお堂でお参りなされておりましたので、ご挨拶致し、過日頂戴致したご縁のお礼を申し上げました。
そして、お気遣い頂いたと思いますが、ご自身はお堂の外へ行かれました。
ご配慮に感謝致し、ご回向が終わり、お堂の外へ出ますと、そのお方が待っておられ、お供えのお菓子の入った袋をお渡し下さいました。
聴きますと、お供養の日にお供えのお菓子を持ってこられたのですが、うっかりと私に渡しますのを忘れてしまったとのこと。
その忘れたお供えを渡して下さるために、わざわざ大阪からお越し下さいました。
びっくり致し、そのご丁寧さに深く、深く感謝申し上げました。
お寺をお預かり致していますと多くの皆さんと有難い、ご縁をお繋ぎ頂き、更にはそのご縁がより深まっていくご縁が又、あります。
そのご縁の繋がりを頂ける、大本の霊源院の御本尊、蓮華堂の御本尊様方へ深く、お礼と感謝の合掌、礼拝です。
厳しい暑さが戻って参りました
暫くは頻繁に降る雨で大きな被害も無く、少し過ごしやすい日々が続いていましたが、ここに来て又、厳しい暑さが戻って参り汗だくの日常です。
これからは残暑に耐え、9月のお彼岸の過ごしやすい季節が来るのをひたすらに待つこととなります。
どなた様も、どうぞ御身体を御自愛下さい。合掌