8月16日-精霊送りのご回向
京都東福寺霊源院の水子供養ブログ
蓮華堂と絆縁堂で精霊送りのご回向をいたしました
8月16日、18時より蓮華堂と絆縁堂で精霊送りのご回向を致しました。
赤ちゃんの精霊は、お盆の3日間をご家族や大事な方と過ごされます。
お盆が終わりご自身の世界へ安心してお戻りなれます様に思いを込めてお経を読まさせて頂きました。
ちょうど蓮華堂や絆縁堂にお参りの皆さんがおられましたので、一緒に懇ろなお手合わせが出来ました。
京都はお盆の最後の日の15日に御霊をお送り致さしません。
16日の夜に「大文字送り火」と共に、精霊をお送り致します。
お堂でのご回向を終えた後に塔婆を立てて無事に精霊送りが終わりました。
しばらく平常な状態で行われていなかった大文字送り火ですが、今年は通常の形で挙行されるとのことでした。
霊源院の近くにある鴨川に掛かる橋(通称:たかばし)に送り火を見に行ってまいりました。
「たかばし」は、霊源院を出て大通りへ出ますと左側にある大きな橋です。
此処へ立って北側の山に送り火を見ることが出来ます。
昔は、その橋に立って北山へ目を向けますと「大文字」の他に「舟形」「鳥居」「妙法」などを綺麗に見ることが出来ました。
お墓参りを済ませた、ご近所の多くの皆さんがお越しになり賑やかな精霊送りの夜となっていました。
しかし、時の流れと共に、背の高いビルが少しづつ増えるに従って大文字の送り火も少しずつ見えにくくなってまいりました。
それでも、今年はお盆をご先祖様や大切な故人と過ごされた皆さんが、北山へ向かい合掌をされているお姿を拝見致すことが出来ました。
ご自宅でご先祖様に向かってお手合わせ致し、お盆の3日間を過ごすということは少なくなったように感じます。
しかし、送り火をご覧になっている皆さんを拝見いたしますと、故人を懇ろにお送りする様子が伝わり、嬉しい気持ちとなりました。
コロナは様々な行事へ影を落としました。
来年もまた、大文字へお手合わせ致すことで大切な故人に思いを巡らし、無事にお帰り下さいと祈念出来ることを心から願いたいと思います。
お盆を終えて水子供養のご予約が平常時間に戻りました
霊源院は8月2日~15日迄、朝から夕方まで檀家さんのお宅へお盆のお参りにお伺いをしています。
その為、期間中はは水子供養のご縁を繋げずにご迷惑をお掛け致しました。
お陰様で猛暑の中でも体調を崩さずに終えることができました。
お檀家さんの元気な姿に会え、仏前ではご回向をさせていただきました。
時間通りにお伺いできなかったことなど、ご迷惑をお掛け致しましたが、皆様にはご協力をいただきまして有難う御座いました。
現在は通常通りに、8:00から19:30まで水子供養のご予約をお受け致しております。
さて、お盆の期間中はそのような事情のため、日中にお堂へお参りの皆さんとお会い致しますことが叶いませんでした。
お参りから戻りますと、夜間にもかかわらずお堂には多くの皆さんがお参り下さっておりました。
お堂に入りますと、蓮華堂や絆縁堂のご本尊様の前には、沢山のお供え物がございます。
どれ程の多くの皆さんがお参りにお越しになられたかは一目瞭然です。
お亡くなりの赤ちゃんのことを忘れずに、皆さんがお参りにお越しの姿を拝見いたしますと嬉しさと共に感動を覚えます。
来月は又すぐに、秋のお彼岸がまいります。
暑さも和らぐ頃となります、お参りへ是非お越し下さい。お待ち致しております。合掌