皆さんのお寺を目指して
京都東福寺霊源院の水子供養ブログ
皆さんのお寺を目指して
ここの所、暑さは少しマシにはなりましたが湿度の高さが暑さを増幅致す日々が続いています。
今日は植木屋さんが庭の手入れにお越し下さりましたので、玄関前で打ち合わせの立ち話を致しておりました。
平日の朝にも関わらづ蓮華堂、お墓参りの皆さんが切れ目なくお越しになります。
そして、ご挨拶を致しますとどなた様も丁寧なご挨拶をお返しくださいます。
お寺としてこれ程、嬉しく、張り合いを感じることはありません。
何処のお寺も土日やお盆、お彼岸などの仏教行事の期間は当然にお参りの皆さんが多くお越しになります。
又、観光がメインのお寺は、拝観のお客様が当然にお越しになられます。
霊源院は普通のお寺ですが、庭に出ますと本当に当たり前にお参りの皆さんとお会い致します。
お寺がこれ程のお参りで賑わうようになるとは、住職になった頃は予想も致しておりませんでした。
当初は、お檀家さんのご要望で水子供養を始めさせて頂きました。
お供養へお越しの皆さんを拝見するにあたり、お亡くなりの赤ちゃんへの深い思いを強く感じ、出来るだけお参りの皆さんのご要望をお聞きいたしてまいりました。
水子供養専用のお堂「蓮華堂」の新築に始まり、不便なくお参りをいただけますように様々な工夫を致して参りました。
蓮華堂、絆縁堂のお掃除を致して下さっているスタッフの皆さんの環境保全も大きな力となり、お堂の清潔感に対しても多くの皆さんのお喜びを頂戴致せるようになりました。
近しくお付き合い頂いております業者さんからも適格なアドバイスを頂戴致して改善をしてまいりましたが、これ程の多くの皆さんのお参りが頂けるようになりました。
ご縁の皆様に心から感謝申し上げたく思います。
蓮華堂の中には現在、アンケート用紙を置いてありますが、既に多くのお方様から建設的なご意見を頂いております。
ご意見を参考によりお参りの皆さんにお喜び頂ける、蓮華堂、絆縁堂を目指して参ります。
それと共に、お参りの皆さんがこのお寺、霊源院は「私のお寺」、「私たちのお寺」と思って頂きたく思います。
水子供養に限らず、法事などのご相談も気軽にお声掛けいただきたく願っております。
庭が見る間にすっきりと綺麗に
霊源院では1年に2回、植木屋さんにお越し頂き、全ての庭のお手入れをお願い致しています。
8月1日の「施餓鬼法要」に合わせ、この猛暑ではございますが、庭の剪定にお越し下さっています。
朝の8時過ぎからお越し下さり、暑さと蚊の攻撃を物ともせずに作業を進めてくださっています。
ここの植木屋さんは、各地にある植木屋さんの息子さんたちが修行に来られていますが、我が家の息子の年齢に近い方々が汗を拭きださせながら行って下さっています。
家の中にいる私には想像できない暑さかとは思いますが、嫌な顔一つせづに黙々と刈り込みを致す姿は感動を覚える程です。
世間にお仕事といわれるものは数多いですが、どの仕事でも真っすぐに、一生懸命に仕事へ向かう姿は素晴らしいと思います。
もうしばらく致しますと綺麗な刈り込みの終わった庭となります。
耐え難い暑さではありますが、お参りの帰り、大きな檜の涼しい所へ立ち、一休み頂き、綺麗に刈り込まれた庭を是非、御覧頂き、深呼吸を致して下さい。
祇園祭りが近づいています
大阪からお参りにお越しのお方が今年は祇園祭りが普通に行われるとのことなので、又、お参りの帰りに見に行きたいと申しておられました。
そういえば、町に出ますと祇園ばやしがスピーカーから流れる季節となりました。
大阪に限らず他府県のお方様が大勢お越し下さり、お楽しみ頂きたいものです。
但し、コロナの感染が少し落ち着きだしたかと思っていましたら、又、再拡大の懸念とのこと、少しうんざりですが注意致すしかありません。
どなた様も油断の無きようにお過ごし下さい。合掌