京都東福寺霊源院の水子供養ブログ

トイレ環境保全に対してお褒めを頂きました

蓮華堂へ何時もお参り頂く大阪のお方様とお堂の前で立ち話の機会が御座いました。

最近の尋常では無い暑さ、これから先の心配を日常の会話として気軽にお話し頂けました。

あたりまえに会話をを頂けるご縁に感謝を感じていました。

ふと奥さんが、「此処のお寺ののトイレは何時使わさせていただいても綺麗ですね。」

何時、お参りに来ても気持ちよく帰ることが出来ますと申して下さいました。

思いもかけないお褒めのお言葉、正直とても嬉しい気持ちとなりました。

トイレは、どなたにとっても欠くことの出来ぬ大事なものであることは間違いありません。

それでいて、当たり前にそこに有り、当然に使える存在である為、どうもぞんざいに扱われていることが多いように思います。

まして、近年はコンビニでトイレの使用は当たり前となっています。

少し前までは外で用を足すときは公園の公衆トイレがスタンダードではなかったでしょうか。

しかも、私も経験がありますが、使用致すのに戸惑う程汚いトイレが多かったように記憶致しています。

それが、コンビニの皆さんの日常的な環境保全の努力にて、何時ご利用させていただいても、だいたいは気持ちよく使わせて頂けます。

お店によりその環境に差はもちろんありますが、綺麗なトイレを提供頂けるコンビニは、使う自分も汚さずにという思いで使わさせていただいています。

霊源院はお墓参りの皆さん、水子供養へお越しの皆さん、そして法事へお越しの皆さんがお使い頂けます様、参道沿いの外トイレ、客殿横の中トイレと２か所にトイレが有り、皆さんにご自由にお使い頂いています。

特に外のトイレは以前は男女共有でご利用の皆さんにご不評でしたが、頑張って男女別の洋式のトイレに６年ほど前に改造致しました。

お参りの皆さんには喜んでお使い頂いています。

以前のトイレは私が気が付きました時に掃除をさせて頂いていましたので、正直な所、決して何時も綺麗な状況とは言えなかったと思います。

新しく作り直しましたのを機会にトイレ掃除を専門になされている懇意の業者さんへ、霊源院のトイレも定期的にお掃除をお願い出来ますかとお尋ねいたしますと、「もちろん、お受け致します」との有難いお言葉。

それから以降、参道沿いの外のトイレ、客殿横の中トイレを毎週に掃除にお越し下さることとなりました。

お陰様で、何時、お使い頂いても気持ちよく利用の出来るトイレとなっております。

トイレの綺麗な環境保全は中々に難しい課題です。

それが、大阪のお参りのお方様にお褒めのお言葉を頂けるということは霊源院のトイレは自慢させて頂いて良いのかと思います。

先ずは、掃除を頂いている業者さんへ心から感謝申し上げ、それに伴い綺麗にお使い頂いている皆さんへも心から感謝申し上げたく存じます。

禅宗の修行へ若い僧侶が道場へまいりますと、もちろん座禅を厳しく指導されますが、それと同じくらいにトイレ掃除の仕方を叩き込まれます。

これは日常欠かすことの出来ぬ場所で、同じく修行を致している仲間が当然に使う場所ということで喧しくその掃除の仕方を鍛えられます。

修行を致す仲間の根底を支えているという意味で「陰徳」、目立ちはしないが何より徳の有る行いという意味で重要視されます。

その「陰徳」を積み上げて下さっているトイレ掃除の業者さんへ改めて深い感謝を申しげますと共に、これからも皆さんが自分たちのトイレという意識で大事に、綺麗にお使い頂けます様、お願い申しげます。合掌