赤ちゃんへのお手紙

2022.06.20

京都東福寺霊源院の水子供養ブログ

赤ちゃんへのお手紙

絆縁堂に入ってすぐ右側の壁に、赤ちゃんへのお手紙をマグネットで貼っていただけるボードを御用意致しました。

霊源院の水子供養

水子供養のお堂には、各家のお亡くなりの赤ちゃんへのお供えやお手紙は絶えません。

このたび絆縁堂にもマグネットボードをご用意いたしましたので、赤ちゃんへの思いを込めた手紙を貼っていただければと思います。

本日は、絆縁堂に奉納の各家の永代地蔵尊に向けて、基壇ごとにお経を読まさせて頂きました。

また過日に、郵送で絆縁堂に奉納された地蔵尊へのご回向のご依頼頂きましたので、引き続き永代地蔵尊に個別のご回向をさせていただきました。

絆縁堂へ地蔵尊を奉納なされている皆さんへのご報告でした。

一心にお手合わせ致す姿が美しいです

女性お一人で水子供養へお越し頂きましたお方、大きなキャリングケースを引いてこられましたので、おそらくご遠方からお越し頂いと推測致しました。

霊源院の水子供養の受付は朝8時から夜7時半までお受け致しています。

朝の8時半にお越し頂き、荷物も多かったので前泊なされ、お寺へお越し下さっと思います。

何時もの通り、供養の受付を済ませ、本堂へ向かいます。

着座頂きまして、先ずはご本尊観世音菩薩へ合掌礼拝を頂きます。

そして、般若心経を経本を見ながら黙誦頂き、「どうぞ、お楽になさって下さい。」と私が申し上げますと、供養へお越しのお方様は合掌を解かれます。

引き続き、世尊偈というお経をお唱え致し、赤ちゃんへご回向、お越しの方々に焼香へお越し頂きます。

その間は皆さん正面を見据え、お手は自然になされています。

ご縁を頂きました女性のお方様、御経が始まりますと「すっと合掌なされ」

私が焼香をお勧めいたしますまで、じっと地蔵尊へ向かい合掌を継続なされています、その姿はこの私の想いが亡くなったお赤ちゃんへ必ず届きますようにという強い思いが此方へ伝わる合掌です。

焼香からお戻りになられると、「又、すっと同じく合掌」、ご回向の終わりまで背筋を伸ばし、一心に合掌をなされていました。

亡くなりの故人へ思いを巡らす合掌の原点を見た思いです。

ご遠方からお越しですので、この度のご縁で終わりかもしれませんが、このような深い思いの合掌と共にご回向へ同席頂きましたことは十分なお供養になられた思います。

機会が御座いましたらお参りにお越し下さいとの言葉と共にお別れを致しましたが、お顔が少し晴れやかになっておられ、此方も嬉しい気持ちになり、お別れ致すことが出来ました。

水子供養へお越しのご年配のご夫婦と今年もお会い出来ました。

毎年お越し下さるご年配のお二人に今年もお会い出来ました

霊源院へお供養に二人揃ってお参りに来ることを目標に日々、体調に留意なされて過ごしておられるとのこと。

無事に法要がが終わり、蓮華堂で楽しい雑談となりました。

お亡くなりの赤ちゃんが二人の絆を強め、此処へお参り致す目標を赤ちゃんが繋げて下さっているとのお言葉。

そうです、蓮華堂、絆縁堂が皆さんにとって「かけがえの無いお堂」になっていることを感じさせて頂けるお言葉を頂き感謝です。

来年も又、元気にお会い出来ますことをお約束いたしお別れ致しました。

梅雨入りとのことです

梅雨入りとのことで、暫くはジメジメとの付き合いとなります。

その代わりに紫陽花の綺麗な花が楽しめる時期でもあります。

そして、それ以上に局地的大雨の心配が報道なされています、此方は何時、何処での予測が難しいようです、雨の予報を注意深く見ることが大事なようです。

昨年のような大変な大雨の被害が何処にも発生致さぬことを心から祈念致します。合掌