納骨法要のご縁がありました

2022.06.13

京都東福寺霊源院の水子供養ブログ

納骨法要のご縁がありました

以前に、当院に水子供養のご依頼をいただいた方から、逝去されたお婆様のご納骨について、相談の電話をいただきました。

お電話をいただいた方は、まだお若いお母さんで、水子供養にお越しいただいた時には小さな女の子とご一緒だったと記憶しています。

先日、同居されていたお婆様が亡くなられて無事に火葬は済みましたが、お墓への納骨についての手順がわからず悩まれているとの事でした。

お聞き致した限りのお話しでは、お付き合い致しているお寺はもちろん無く、現在はお家でおばあちゃんのお骨をお守り致しているとのことでした。

只、お墓は代々のお墓が京都市内の市営墓地にあるということでした。

お墓の継承はご自身がなされており、「市営墓地にお婆ちゃんのお骨を納めたい」とのことでした。

しかし、相談をいたすお寺も親しい親族もおられないので、切羽詰まり水子供養を致した霊源院を思い起こし電話を下さったそうです。

お寺にとっては頼りにして頂けたことになりますので、とても嬉しく有難いお話です。

お墓への納骨に関する手続きは問題なく済ませているとのことでしたので、お電話のやり取りで市営墓地の場所をお聞きいたし、待ち合わせ場所を決めて、後日に私が彼女と一緒におばあさんの納骨法要をいたすこととなりました。

後日、待ち合わせ場所で彼女と合流いたし、お墓へ向かいました。

小さい女の子のお子さんと彼女と私の3人だけの墓前の納骨法要です。

墓前でご回向致し、お子さんと彼女の二人に丁寧なお焼香を頂き、無事に彼女のお婆ちゃんをご先祖のお墓へ埋葬致すことが出来ました。

「気持です」ということなので、お布施も遠慮なく頂戴致しました。

彼女の顔に安堵の色が見えましたので心からほっとなされたことが推察できました。

私も水子供養の御縁のお方にこのような形でお役に立てましたことがとても嬉しく、満足感を頂戴致しました。

霊源院の檀家さんの納骨法要、所謂年回法要はお陰さまで多くの御縁を頂き決して珍しいことではありません。

それこそ、大阪、他府県の御縁の皆さんと法要を通して繋がらさせて頂いています。

しかし、水子供養でご縁をお繋ぎ頂きましたお方様から、このようなご依頼を頂戴致しましたのは初めてでしたのでとても嬉しく、お寺としての「甲斐」を感じさせて頂くこととなりました。

法要が終わり、お別れ致す時に彼女におばあさんの年回法要(一回忌、三回忌等)が廻って来た時は墓前でも法要が出来るので、お声かけをしてねと言いますと、微笑んでその時は是非お願いしますとのお言葉まで頂きました。

ご縁の不思議さと有難さを身をもって感じさせて頂けた日となりました。

霊源院へ水子供養にお越しの皆さんの年齢の幅は広く、既に仏事を避けておれない世代のお方、若くて暫くは仏事と無縁かと思われる方々、様々です。しかし若い皆さんも齢を重ね、仏事と向き合う時節は遠からず必ず来ます。

ご自身のご家族、御親戚、、或いはご自身の身に関してもお寺へ相談が必要となりましたら、仏事の悩みも含め、相談なされるお寺のご縁が無き時は水子供養にてご縁が出来ました「霊源院」を是非、思い起こしお気軽にお声をお掛け下さい。

くれぐれも、ご遠慮は無用ですよ。

お待ち致しています。

花の種が思いもかけぬところで花開きました。

皆さんがお参りにお越しの蓮華堂へ行きます参道の真ん中位に少し大きめのかわいい童地蔵がおられます。

おそらく、鳥の糞に入っていた種が実生で花を咲かせたと思います。

東福寺霊源院

まるで、そのお地蔵さんへのお供えの如くに上手に赤いユリの花が咲いています。

二株ありますので暫くはお地蔵さんの横で綺麗に咲き続けることと思います。蓮華堂へお参りの節には是非、御覧下さい。

先日お話いたしましたように最近の極端な寒暖差、朝は寒く、日中は夏日で重篤な風邪に襲われました私、だいぶんとましにはなりましたが今一つすっきりと回復致しません。

今回の風邪は引いてしまいますと思う以上に長引きます。

未だ朝晩の温度差は解消されていません。

どなた様も油断なく、体調管理に留意なされ日々をお過ごし下さい。合掌