気持の良い挨拶を頂き嬉しくなりました
京都東福寺霊源院の水子供養ブログ
気持の良い挨拶を頂き嬉しくなりました
蓮華堂の掃除で、古くなり傷んだお供えの花を片付けに参りました時、可愛らしい女の子とご両親の3人家族とお堂の前でお会い致しました。
ご両親へ「こんにちは」と申し上げようとしました時、先に女の子が大きな、はっきりした声で「こんにちはー」と、ご挨拶下さいました。
その横でご両親のお二人はニコニコと微笑んでおられました。
その一言でお堂の前が明るくなり、私の心にも爽やかさと、嬉しさが溢れて参りました。
此方のご家族、女の子とはもちろん以前にも水子供養でお会いは致していると思います。
しかし、その時は近しくお話を頂いたという思いもありませんでしたので、その女の子の挨拶がたまらなく嬉しくなりました。
一言の挨拶ではありますが、その場の空気を換え、お相手との距離を一足飛びで近しい関係に変えてしまいます。
挨拶の大切さをしみじみと教えて頂きました。
さて、挨拶という言葉は仏教から来ている仏教用語であることはご存知でしょうか。
挨拶の「挨」は「近づく」「触れる」等の意味があるそうです。そして拶は「迫る」、「切り込む」という意味を持つそうです。
意味だけを見ると少し物騒なイメージを感じさせます。
もともとは禅宗(霊源院は臨済宗という禅の宗派)で仏道を指導なさる先生(師匠)が弟子に様々な所で問答を仕掛け、修行の成果を見極める所から派生した言葉です。
その為、師匠と弟子の修行の真剣勝負を意味する言葉であるために厳しさや物騒さを感じるのかなと思います。
例えば、廊下ですれ違う時に、いきなり師匠から問答を仕掛けられると、弟子はそれに全力で答えなければなりません。
言葉の起源がそこから来ていますので、人と人が相対する時に、お互いが発する言葉を「挨拶」というようになりました。
今日においては人と人とのコミュニケーションの意味を持つ言葉として定着したようです。
挨拶での人と人がお会いした時に発する「こんにちは」、「おはようございます」等の言葉はとても真剣で大事な事なのだということになります。
人と人を繫ぐ最初の一歩、「挨拶」を大事に致していかなくてはと思います。
子供さんからとても大切なことを教えて頂けました。
感謝致します。
シャクヤクが綺麗に咲きました
過日はシャクナゲが綺麗に咲きましたと申し上げましたが、今度はシャクヤクが咲きました。
蓮華堂へ行きます参道の入り口に本数はわずかですが、白色のシャクヤクが可憐に咲いています。
只、シャクヤクは咲いている期間が短いので、鑑賞を御希望のお方はお急ぎ下さい。
それと本堂前のカタクリの花も小さいですが、紫の可愛い花です。
此方も雨が降りますと、花が散りますので早い目にどうぞ。
蓮華堂内が綺麗になりました
女性スタッフのお二人が蓮華堂の中を綺麗に掃除して下さいました。
10日ごとにお願い致しています蓮華堂、絆縁堂、地藏堂のお掃除。
傷んだお花を片付け、古いお供えも下げ、掃除機をかけていただいて、堂内が清々しくなりました。
過日に頂戴致しましたアンケートに多くありました、堂内の良好な清潔感、過分のお褒めを頂戴致していますが、それは、スタッフのお二人のご尽力です。
心から感謝申し上げたく思います。
これからも、この良き環境を継続致して参ります。
皆さんにもご無理のない所で、この清浄な環境の保持にご協力頂きたくお願い申し上げます。合掌