水子供養に遅いはありません

2022.04.03

水子供養のご相談

昔に亡くなされた水子さんの供養に遅いはありません

過日より、お電話にて水子供養に関するご相談を頂く機会を得ました。

当院へお越し頂いたお方からのご紹介ということでお答えにも力が入りました。

お二方共、大阪からの電話番号で比較的ご年配かと思われました。

事情があり、ご自身の水子さんのお供養をなさりたいとのこと、ただ、随分と前のことなので遅くはないでしょうかという共通のご相談でした。

水子供養に決まった時期や、遅いはありません。

私はあなた(水子さん)のことは決して忘れてはいないよという気持ちを赤ちゃんへ届けるためにも、とても有意義なことです

後日にお越し下さるというお約束を頂き安心を頂いたことと思っております。

どなた様も年齢に関係なく、様々なご質問が御座いましたら、電話、メールにてご遠慮なくお問合せ下さい。合掌

水子供養を御縁に良き時の流れを感じさせて頂きました

もう10回以上、同じお地蔵さんで水子供養を継続致して下さっているご家族が過日、今年の継続にお越し下さいました。

ご夫婦、長男さん、長女さんの4人のご家族でお参りにお越しになりました。

いつも通りご自身方の地蔵尊を本堂へお祀り致し、最初に読みます御経、般若心経を御経本を見ながら、ご家族皆さんが真摯にお手合わせ下さいました。

毎年のことですので、お子さんのお二人もご本尊さんの前での、お焼香、合掌、礼拝などお参りする姿も板についています。

それと同時に感じましたのは、随分と立派に成長されて、お二人とも大人になられたという印象を受けました。

考えて見ますと霊源院のくぎかけ供養は、一年で蓮華堂での供養期間が満了いたします。

過日お越しのご家族のように毎年更新をされた場合は、既に十年を過ぎているお宅もございます。

大半の方は、一年の期間満了で蓮華堂での供養を終えられますが、最近はご供養を継続される方が増えてきました。

水子供養を継続されている方々のお子さん達が成長される姿を微笑ましい気持ちで拝見しています。

霊源院では水子供養を始めさせて頂き、遥かに20年以上が経過致しました。

最初の頃は、石のお地蔵さんをお祀り致します小さなお堂に、くぎかけ地蔵尊を奉安して頂いておりました。

水子供養にお越しの皆さんのご要望や、アドバイスを下さるご縁の皆さんと共に、絆縁堂の前身の地藏堂建立いたしました。

東福寺霊源院の水子供養のお堂

更には、もっと自由に時間を気にせずに赤ちゃんの尊霊にお参りをしたいとのご意見を頂き、今日の蓮華堂がございます。

東福寺霊源院の水子供養のお堂

そのような歴史の中で多くの皆さんと、長い年月に渡り水子供養を通してご縁を繫いでまいりました。

そして、気が付けば20年を有に超え、お越しの皆さんのお子さん達の成長を他人ながら嬉しく感じさせて頂ける年月が過ぎています。

このような心地の良い時の流れを感じさせて頂けますのは、水子供養へお越し頂く皆さん、蓮華堂、絆縁堂へ頻繁にお参り下さる皆さんのお陰と心から感謝申し上げる日々です。

これからも、お亡くりになった赤ちゃんをご供養いただく心の拠り所にしていただけますよう、心も新たに精進致してまいります。