水子さんのお供養の種類。

2024.04.22

水子さんのお供養の種類。

霊源院での水子供養は、釘掛け供養、永代水子供養、そして水子納骨供養が有ります。

水子さんのお供養はエコー写真をお祀り致して釘掛け地蔵尊へ入魂回向を致します釘掛け供養、釘掛け供養はエコー写真が無くても釘掛け地蔵尊へ入魂致し、蓮華堂へ地蔵尊を奉安致します。

一年間お堂にて皆さんの地蔵尊をお守り致しておりますので、多くの皆さんが毎日、ご自身の赤ちゃんをお守り下さっている地蔵尊へお手合わせにお越し頂くことが出来ます。

同じく永代の地蔵尊へ入魂回向を致す永代水子供養、此方は奉安場所が10年後にはお堂(絆縁堂へ)が変わりますが、そのまま継続してお祀りをいたします。

そして水子納骨供養、お越しの皆さんの中には赤ちゃんのお骨がおありのお方がおられます。

お家で大事にお祀りなされていますが、お供養へお越しの時にはお寺へお骨をお持ちになられ、本堂へ祀り水子供養を致します。

霊源院には赤ちゃんが皆で眠る合同の赤ちゃんのお墓があります。

本堂でお勤めの後にそちらへ赴き、土に帰る自然素材の可愛らしい巾着袋を皆さん作って来られますので、そちらへ赤ちゃんのお骨を移し埋葬致します。

少しずつですが土に帰って行かれます。

その後は皆さん普通のお墓と全く同じに、朝7時から晩の9時迄自由にお参りにお越しになられています。

但し、お骨があっても法要が終わりましたら、お家へご一緒に赤ちゃんのお骨を連れてお帰りの方もいらっしゃる事を付け加えます、そして、お家でお骨をお守り致されることには全く問題の無いことも書き添え致します。

水子さんの「お骨葬」。

さて、私たちは近しいお方が残念なことにお亡くなりになられました時、お腹から生まれて来られて亡くなった赤ちゃん「嬰児」(えいじ)も含め、お別れの儀式「葬儀」を致します。

心を込めてお亡くなりの故人を葬儀式を通してお送り致し、良き世界への転生を願います。

それと共に、残った私たちも故人とのお別れ通して、現実の別れを受け入れ、生きて前へ進む一歩の機会と致します。

水子さんは多くの皆さんが丁寧にお供養はなされますが、葬儀で送られたというお方は本当に少ないのではないでしょうか。

さて、私の故郷の長野県は故人をお送り致す葬儀式を故人のご遺体を前にしては致しません、故人を火葬場迄お送り致し、故人のお骨を収骨なされた後、葬儀式場に遺骨をを安置致し、近しい方々のお参りを頂く葬儀式を致します。

その様な経験も含め、霊源院では様々な事情(非常に遠くでお亡くなりになられ火葬が直ぐに必要であったり、コロナ禍によりやはり早急な火葬が必要であったり、その他に葬儀を致している余裕がどうにもなかったりと)で葬儀式をせずに火葬なされ、故人のお骨をお守りになられてる方々へ向けて「お骨葬」を提案致しています。

お骨葬はいつまでに行わなければならぬというように「日時」を切っていませんので、残された皆さんが葬儀をせずに大事な故人をお送り致した「もやもや」としたお気持ちにも区切りをつけることが出来る葬儀式です。

通常の葬儀は通夜から始めますが、お骨葬は通常のご葬儀を致すのと全く同じに、お骨を前に通夜はせずに、葬儀式を遂行致します。

今までに何回か行わせて頂きましたが、お越しの皆さんには気持ちの区切りをつけ、故人を懇ろにお送り出来たとの、喜びのお声を頂いています。

そこで今後、水子さんのお骨のある皆さんが水子納骨供養へお越しの節には、費用はそのままに、ご希望をお聞き致した上ですが、水子さんの「お骨葬」を致したいと思っています。

機会を捉えて、詳細を又、語りたいと思っています。合掌